■役場の仲間とたった2名ではじめた町おこし行事
当日、運営サイドへの声掛けや、出展メーカーとの調整など大忙しだった「ザ・フラッパーランド・ドアーズ」実行委員会代表、緑川圭介さん。今でこそ、およそ1,500人が足を運ぶイベントに成長したが、最初は「アウトドアの右も左もわからないところからスタート」だったそう。
長瀞の役場で勤めていた頃に仲間一人と「多くの人に長瀞を楽しんでもらうためのイベントを企画しよう」と、町おこし行事を個人的に始めた緑川さん。地域や事業所への挨拶まわり、コロナ過で開催するにあたっての感染症対策、各ブランドへ出展依頼など、少ない人数で全てゼロから作り上げてきた。
現在も、企画立案自体は緑川さんを含めた実行委員会の共同代表3名で行っているが、商工会や観光協会、ボランティアの方など毎年少しずつ協力してくれる人が増えているとのこと。今年も出展ブランドの方々にも長瀞を感じてもらうために、近隣の飲食店のお弁当を配達して届けるなどの工夫がされていた。
常連出展者から「社長!」と呼ばれる緑川さん。今回もイベントは成功をおさめたが、課題もある。「来場者数が大きく伸びていないことが課題。現状維持は衰退になってしまうので、改善していけるように試行錯誤しています」と緑川さん。長瀞の町全体の盛り上げ役としての期待が寄せられるこのイベントの今後に期待だ。
■ギフトに最適!? イベントで見つけたおすすめ商品4選
●EYL Triple Pocket pouch
「ENJOY YOUR LIFE! 日常を楽しむ」というコンセプトのもと、さまざまなギアを展開しているEYL(イーワイエル)。一部のセレクトショップとオンラインショップでのみ販売されており、使用される生地が時期によって変化するため、在庫が少ないので、イベントで見かけた際はその場で購入したいアイテムだ。
今回販売されていた「Triple Pocket pouch」は、コインケース(3,300円〜・税込)、S(4,400円〜・税込)、M(5,500円〜・税込)、L(6,600円〜・税込)の4サイズ展開。収納スペースが3か所に仕切られており、それぞれのスペースには三角形の一辺からアクセスする、ユニークなつくり。下のファスナー部分が一番深いポケットになっている。ファスナーのスライダーが色分けされているので、どこに何を入れたかも分かりやすい。
他にもミニ財布の「One Shot(3,850円~・税込)」、スケーターソックス専門店「ching & co.」とのコラボソックス(1,700円~・税込)、世田谷発のサイクルキャップブランド「VeloSpica」とのコラボキャップ「Slide Adjuster Cap」(6600円・税込)が並んでいた。ポップでストリートライクなデザインが多く、街用にも使える物ばかりだ。
ブランド名 EYL(イーワイエル)
ホームページURL https://e-y-l.com/
●MOUNTAIN JOHNNY Flying Disc
アメリカをはじめ、さまざまな国の山やトレイルを歩き、心に残った景色や想いを製品へと落とし込むガレージメーカー「MOUNTAIN JOHNNY」。常連客がオーナー夫婦と愛犬JOJOに会いにブースを訪れていた。
Flying Disc(1,650円・税込)は、愛犬と楽しむのもキャンプで仲間と身体を動かすのもよし、裏返しにしてアクセサリーや小物を入れるトレイとして使用するもよしで、アウトドア好きには持ってこいのギアである。
他にも、オーナー自らニュージーランドを旅した際に印象に残った景色を柄にした、コットン100%の手ぬぐい(2,860円・税込)や、北海道の鹿角職人によってエゾジカの角からつくられた山のアミュレット(1万1880円・税込)等、商品一つひとつへのこだわりが感じられた。
また、長年愛用して着古してしまったウェアやザックを新たなFlat Bagへ生まれ変わらせるサービスもおこなっている。(3,000円・税込~サイズに応じて変動)