■2024年から「登下山道の使用料」や「ゲート封鎖」など新たなルールが設けられる

 2024年から、富士山登山に新たにルールが設けられることとなった。

●登下山道の使用料について

【山梨県側の吉田ルート】
「登下山道の使用料」1人、1回につき2000円が課せられる。任意の寄付金「富士山保全協力金」1000円と合わせると1人あたり最大3000円の料金が発生する。
【静岡県側の須走、御殿場、富士宮の3ルート】
「登下山道の使用料」はなく、「富士山保全協力金」1000円のみ。

●通行規制について

【山梨県側の吉田ルート】
五合目の登山道にゲートが設置され、「午後4時から午前3時の間」と「1日の登山者が4000人を超える場合」ゲートが閉鎖される。ただし、山小屋に予約がある人は閉鎖時間内でも通行可能。
【静岡県側の須走、御殿場、富士宮の3ルート】
午後4時以降に登山開始する人に対して、山小屋の予約確認が実施される。また、登山前にWebによる登山計画の登録を推奨している。

■富士山プラン、筆者の場合

 かくいう筆者も、富士山の山頂は未登頂、今年こそ富士山に登ろうと計画中。

 8月初旬の平日、早朝から登り始めて途中の山小屋で一泊。翌日、山小屋からご来光を見て登頂、下山するプランだ。

 しかし雨が降ったら仕方がない、今回もご縁がなかったとあきらめよう。

 登山の目的は「登頂」ではなくて「無事下山すること」。