■Choice2: 幅ゆったりの軽量ハンモック×ウーピースリング

軽さ+使い勝手の良さが、2つめの選択肢

  2泊以下の比較的短期の山行やデイハイクなど、装備の重量にゆとりを持てる場合に使用する組み合わせです。

 ハンモック本体は幅が150cmくらいあるものを選び、「ゆったり過ごせる余裕を確保」しています。サスペンションは軽さと使い勝手のよさから、ここでもウーピースリングを採用しています。ハンモックの気持ちよさを味わうには、ベストな組み合わせといえるでしょう。ハンモック自体を目的として楽しむなら、おすすめの組み合わせです。

 重量は合計308g(ハンモック本体「COCOON / Ultralight Hammock 」236g、サスペンション「COCOON / Ultralight Hammock Straps」72g)。

■Choice3: ダブルレイヤーハンモック×デイジーチェーンストラップ

 主に冬のハンモック泊で使用している組み合わせです。「背面の保温と、凍結によるトラブルの回避を重視」した組み合わせです。

 ダブルレイヤーハンモックには冬用スリーピングマットを挟み、その上で冬用の寝袋に入って寝ます。気温が−15℃を下回るような状況では、ハンモック背面の断熱や保温にアンダーキルトを使うよりも、スリーピングマットを使ったほうが重量的に有利です(−15℃以下に対応するアンダーキルトで重量が500gを切るものはほとんどないが、スリーピングマットなら選択肢がある)。

オーバーナイトで使うなら、昼だけでなく、夜の気温も要チェックです

 サスペンションは凍結によるトラブルがもっとも起こりにくいという理由(ウーピースリングやバックルタイプは、凍結により固定できなくなる、あるいは固着することがある)から、デイジーチェーンストラップを選んでいます。

 重量は合計710g(ハンモック本体「Warbonnet Outdoors / Lightweight DoubleTraveler」457g、サスペンション「eno / Atlas Hammock Strap」253g)。

 ここでは3つのパターンを例に紹介しましたが、あくまでこれは私が心地よく感じる組み合わせ。皆さんも自分の心地よいセッティングを探してみてください。