■知る人ぞ知る名峰「モッチョム岳」
モッチョム岳は屋久島の南部にある山で、頂上の大きな岩が突き出た特徴的な外観から「東洋のマッターホルン」と呼ばれている。
モッチョム岳の登山ルートは1つのみで、山頂からの絶景だけでなく、屋久杉や苔むした森といった豊かな自然も楽しむことができるある。
登山口である千尋の滝は観光スポットのため、バスでも向かうことができアクセスがよい。
連続する急登は山頂まで続き、足場の不安定なロープ場もあり、天気の悪い日は中止した方がよいだろう。
手を使って登る箇所が多数あるので、グローブや軍手は必須である。
ほぼ垂直の岩をロープで登った先の山頂からの景色は、屋久島の町と太平洋を望む絶景である。ハードな道のりの分、達成感と感動は屋久島でもトップレベルだろう。
下山も同じルートを下るので、登りよりも細心の注意をしながら下りよう。
■モッチョム岳登山での注意点
トイレは登山口である千尋の滝1か所のみのため、かならず登山前に済ませ、携帯トイレを準備しておこう。
急登が続くことと垂直に近い岩壁を登るため、滑らないように慎重に進み、無理のない登山を心がけよう。
【登山ルート】
登山口→(150分)→神山展望台→(40分)→モッチョム岳→(30分)→神山展望台→ (120分)→登山口
【モッチョム岳】
場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間
標高:940m
歩行距離:約5.5km
歩行時間:5~6時間
標高差:729m
●【MAP】モッチョム岳登山口
■屋久島の山に登ろう!
屋久島には、標高2,000m近い山々が海からそそり立っているため、別名「洋上のアルプス」と言われている。
絶景を楽しんだり、植物を観察したり、魅力ある山が豊富な屋久島は、達成感と感動を体感できること間違いなしである。