■キャンプと変わらぬ装備がリフレッシュのもと

 ここ10年、筆者はソロキャンプを楽しんでいるが、車中泊もあくまでキャンプスタイル。就寝はテントマットを敷き、寝袋で寝る。調理で使うコッヘル類やシェラカップなども、いつものキャンプスタイルと何ら変わらない。

 日常では誰かしらと接し、雑踏の中で過ごしている。それが続くと非日常を求めてリフレッシュできる場所に行きたくなる。筆者の場合、それがソロキャンプなのだ。

■読書・映画鑑賞は車中泊に向いている

秘密基地のような夜の車中泊

 キャンプでは、ラジオを流しながら焚き火をしたり、料理をしながら非日常を味わっている。車中泊では、焚き火の代わりに読書を楽しんでいる。キャンプの夜は本を読むには暗すぎるが、車中泊ではそれが可能になる。

ソロキャンプ同様1人時間を楽しむ

 車中泊で映画鑑賞をするのだが、四方を囲まれた車内で見る映画は個室映画館のようだ。

 車中泊の夜の過ごし方として、読書や映画鑑賞の両方が楽しめるのはキャンプでは味わえない魅力かもしれない。

■キャンプより移動しやすいのが車中泊の魅力

地場の道の駅は掘り出し物の山

 キャンプでも近くに道の駅があれば出向き、夕飯の野菜などを購入するのだが、車中泊の場合移動がしやすい。

食事を作らないスタイルも車中泊ではあり

 テントの設営や寝床や荷物のセッティング時間が必要ない分、行きたい場所へすぐに行けるのが魅力だ。温泉に行きたければ即動ける。時間を気にせず、そこでしか食せない料理も堪能できる。

車中泊は時間を気にせず、行きたい場所で楽しめる

 時間を有効的に使えるのは車中泊ならでは。キャンプの場合は夕暮れ時にテントサイトにいなければ焦ってしまう。夕飯の準備や、夜に備えた灯りの準備をしなくてはならないからだ。焚き火をするのであれば、薪割りも含め明るいうちに準備が必要だ。

 寝るための手段としてではなく、アクティビティとして楽しむ車中泊はキャンプと違ったおもしろさが満載である。