■体幹を極める！「チックタック」
更に体幹を鍛えるためのブレイブボードのトリックの一つ「チックタック」は、ボードを前後に揺らしながら滑るテクニック。
ボードを前後に揺らしながら滑るテクニックは、スノーボードでのエッジングやバランス調整に酷似。この練習を通じて、スノーボードでのバランス感覚や動きを身につけることができる。また、チックタックはスムーズな前進と方向転換を伴うため、スノーボードでのターンやコーナリングの技術向上にも寄与する。
●チックタックの方法
① ブレイブボードに両足を固定し、利き足は若干後ろ側に体重を乗せて目線は前方に向け、前足は軽く乗せる感覚で安定した姿勢を確保する。
② 揺れをリズミカルかつ連続的に行いながら、少しずつ前進する。この動きを練習し、安定した揺れを保つことで、チックタックの特有の動きとなる。
この動作を身につけることで、スノーボードでの滑走時における身体の重心の移動を感覚的に、より自然に感じることができるだろう。なお、ブレイブボードを使用する際には、安全に配慮し、適切な装備として、ヘルメット、ひじ・ひざパッドを装着しよう。
■ブレイブボード特訓はスノーボードに効果があるのか！？ 実証レポート
最初は不安定でバランスを崩しやすかったブレイブボードだが、徐々に「ツイスト乗り」のトレーニングが効果を発揮し、体幹の強化とバランス感が向上した。
ブレイブボードは、体幹の強化やバランス感覚の向上、スノーボードでのターンテクニックの練習など、スノーボード上達の最適なオフトレと言える。
いよいよオフトレ効果を雪上で試すことに。まず、最初に感じたのは雪面を滑る感覚が、まるでブレイブボードを地面の上で走らせている、まさにそれであったことだ。
ブレイブボードもスノーボードも、バランスを保つために重心をコントロールし、身体全体を使ってボードを操作する必要があるが、ブレイブボードをマスターすることで、スノーボードの乗り方に必要な基本的なスキルを身につけることができ、滑り出しの瞬間から違和感なくボードを操作できた。
スノーボードのオフトレとしてのブレイブボード。シーズンオフはブレイブボードでテクニックを磨き、冬はそのスキルを生かして雪山でスノーボードを楽しむ。それぞれの異なるボードに触れ、一年を通して横ノリを楽しむ新しいスタイル、ぜひ体感してみてはいかがだろうか。
