今回紹介するのは、兵庫県西宮市にある北山公園。北山公園の見どころは3つ。1つ目は、ハイキングコース入口にあるアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の聖地、「銀水橋(ぎんすいばし)」。2つ目に巨岩・奇岩が集中するハイキングコース。3つ目は日本のボルダリング発祥の聖地、「北山ボルダー」からの絶景である。
■北山公園ハイキングコース入口の銀水橋
北山公園ハイキングコース入口にある銀水橋は、阪急甲陽線(こうようせん)甲陽園駅から700m、徒歩9分とアクセス良好な場所にある。この銀水橋は、人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の第一話の冒頭に出てくるシーンのモデルになった橋だ。
銀水橋の西側にある夙川学院短期大学跡も、同じく冒頭のシーンのモデルになっている。現在、校舎は解体されており、アニメのシーンとは若干雰囲気が異なる。
涼宮ハルヒシリーズは架空の町でストーリーが展開するが、舞台のモデルは作者の谷川流(たにがわながる)氏が育った兵庫県西宮市周辺らしい。アニメ版のロケ地探しも、西宮市で行われている。北山公園の他にも、西宮市内には涼宮ハルヒシリーズの舞台となった場所がたくさんあるらしい。ファンならぜひ巡ってみたいところだ。
●阪急甲陽線甲陽園駅
・住所 〒662-0016 兵庫県西宮市甲陽園若江町7
●北山公園ハイキングコース入口
・住所 〒662-0017 兵庫県西宮市甲陽園西山町15
●『涼宮ハルヒの憂鬱』聖地巡礼:銀水橋
・住所 〒662-0092 兵庫県西宮市獅子ケ口町16
●『涼宮ハルヒの憂鬱』聖地巡礼:夙川学院短期大学跡
・住所 〒662-0092 兵庫県西宮市甑岩町9
■北山公園の巨岩・奇岩が集中するハイキングコース
北山公園のハイキングコースは、巨岩・奇岩が集中しており、一般的な低山の山歩きとは少し違う風景を味わえる。
登山口と最高地点の標高差は100mちょっと。それでも段差の大きい階段が多いため、意外と体力を消耗する。道ははっきりしているが、ハイカーに人気のスポットなので勝手道も多い。
道標があっても勝手道に迷い込んでしまうこともあるので、登山アプリを使うと安心だ。
とはいえ北山公園は、四方を道路や住宅地に囲まれた小さな森である。至る所でハイカーに出会うし、眺望のよい道も少なくない。道に迷っても遭難する心配はまずないだろう。
北山公園の中心には池が3つ並んでいる北山池があり、そこには「池の花見広場」という、さまざまな種類の桜が植えられた場所がある。開花時期がそれぞれ違うので、3月から4月にかけて長い期間花見が楽しめる穴場だ。
訪れた2月中旬頃は、河津桜のつぼみがふくらんでおり、もうすぐ花見ができそうな感じであった。
●北山池
・住所 〒662-0011 兵庫県西宮市甲陽園目神山町19−15
●池の花見広場
・住所 〒662-0011 兵庫県西宮市甲陽園目神山町19−15 エクシオの森