雪景色を見ながら入る温泉はなんて気持ちがいいものか。滑り終えて凝り固まった体や寒さで凍えた体をほぐしてくれるお湯に、いつまでも浸かっていたい。雪と切っても切れない関係性の温泉を全国からピックアップした。
■北海道 / 豊平峡温泉(ほうへいきょうおんせん)
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●ニセコや札幌国際を滑った後に寄りやすい立地
札幌の奥にある定山渓温泉の近くにある豊平峡温泉。床が岩場のように凹凸しているのは、源泉に含まれる炭酸カルシウムや鉄分が結晶化してできるもの。源泉100%かけ流しの証と言える石灰華だ。露天風呂は最大入浴人数200人という驚きの広さ。入泉料は中学生以上の大人1000円。入浴後はここでインドカレーを食すのが通な流れだ。
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・近いスキーエリア:
札幌国際、フッズスノーエリア、キロロほか
・アクセス:
札幌市街から約35km。JR札幌駅バスターミナルから「じょうてつバス」の「かっぱライナー号」または「豊平峡温泉行」に乗車、80分で終点となる「豊平峡温泉」で下車。
■北海道 / 十勝岳温泉 凌雲閣(とかちだけおんせん りょううんかく)
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●標高1,280m 絶景を眺めながら入る露天風呂
北海道の温泉宿でもっとも標高が高い1,280mに位置する十勝岳温泉・凌雲閣。源泉かけ流しの天然温泉は大岩の湯、小岩の湯の2つがあり、それぞれに泉質が異なる。大岩の湯は茶褐色の鉄泉。小岩の湯は酸性泉でやや透明がかった茶色だ。露天風呂からは富良野岳の雄姿を眺められる。日帰り入浴も可能で大人は1000円。
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・近いスキーエリア:
富良野スキー場、旭川エリア、星野リゾート トマムほか
・アクセス:
旭川空港より車で60分、富良野より車で45分。JR上富良野駅より町営バスで約40分
■山形県 / 蔵王温泉 ZAOセンタープラザ(ざおうおんせん ざおうせんたーぷらざ)
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●歴史ある温泉タウン 滑りと温泉をセットで楽しむ
江戸時代から登山客に親しまれていた蔵王温泉。東北では随一の強酸性の硫黄泉は豊富な湯量を誇り、血行を促進し、表皮の殺菌作用や皮膚を強くする作用もある。温泉街には3つの共同浴場と足湯、5つの日帰り温泉施設があり、気軽に利用できるのも嬉しい。写真はZAOセンタープラザの露天風呂。入浴料は大人600円になる。
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・近いスキーエリア:
蔵王温泉スキー場ほか
・アクセス:
東北中央自動車道・山形上山ICから約20分。JR山形駅よりバスで約40分
■岩手県 / 松川温泉 松川荘(まつかわおんせん まつかわそう)
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●奥深い自然の中に佇む、自然環境に優しい温泉
八幡平国立公園内にある松川温泉郷。松川荘は近くの地熱発電所から電気と蒸気を供給してもらい、暖房や給湯、融雪に利用し、環境へ配慮した営業を行っている。温泉は高温と低温の2種類の源泉からなり、白乳の湯だ。周囲は木々に囲まれ、脇には川のせせらぎが聞こえる環境にいつまでも入っていたくなる。入浴料は大人700円。
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・近いスキーエリア:
八幡平リゾート下倉、八幡平リゾートパノラマ、安比高原ほか
・アクセス:
東北自動車道・松尾八幡平ICから約16km。JR盛岡駅よりバスで約2時間
■新潟県 / 赤倉温泉 赤倉観光ホテル(あかくらおんせん あかくらかんこうほてる)
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●老舗ホテルでランチと温泉をセットで嗜む
江戸時代に開湯され200年以上の歴史がある由緒ある温泉。源泉は妙高山の中腹で自然噴出し、そこから各施設へと引湯。赤倉観光ホテルの湯は源泉温度51℃と適温になって流れ出る。標高1,000mの浴室から眺める景色は絶景そのもの。温泉はレストランでのランチと入浴がセットになった日帰りプランを利用、料金は6100円~。
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・近いスキーエリア:
赤倉観光リゾートスキー場、赤倉温泉スキー場ほか
・アクセス:
上信越自動車道・妙高高原ICから約7km。しなの鉄道・越後トキめき鉄道妙高高原駅より送迎あり(要予約)
■新潟県 / 湯沢温泉 駒子の湯(ゆざわおんせん こまこのゆ)
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●川端康成も愛した越後の名湯
越後湯沢温泉を全国的に知らしめたのはご存知ノーベル賞作家 川端康成の「雪国」がきっかけ。温泉は弱アルカリ性の単純泉で、筋肉痛などの疲労回復に効果がある。スキー帰りに立ち寄る人が多いのも納得だ。湯沢温泉はいくつもの温泉旅館やホテルで温泉街を形成し、外湯は5施設。写真は駒子の湯、入浴料は大人500円だ。
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・近いスキーエリア:
湯沢高原スキー場、GALA湯沢、ナスパスキーガーデンほか
・アクセス:
関越自動車道・湯沢ICから約6分。JR越後湯沢駅よりタクシーなどで約5分