■中心街から近い温泉地

真ん中に見えるのが豊平川。この川を挟んでいくつもの宿が立ち並ぶ

 札幌の温泉といえば、市街から車やバスで南に26kmほど行ったところにある定山渓温泉だ。札幌国際やニセコからの帰り道に寄るのが定番になっている。定山渓温泉の泉源は56か所あり、そのほとんどが温泉街を流れる豊平川の月見橋付近と高山橋付近に集中。川岸や川底の岩盤の割れ目から豊富に自然湧出している。質・量ともに自慢の湯は、地元民も通う名温泉。気軽に足を運べるのが魅力だ。

日帰り入浴が可能な宿がほとんど。雪景色の露天風呂は気分が良い

■観光スポット

光の絨毯が見事な夜景

 滑らなくても楽しめる観光名所が多いのが札幌の良いところ。有名な時計台や北海道庁旧本庁舎など見どころのある歴史的建造物がいくつもあり、ライトアップされた夜は昼間とは違った表情を見せてくれる。市街地から少し離れれば、モエレ沼公園やもいわ山ロープウェイなど冬景色が美しい。名所を回らなくても、市街地でウインドショッピングや食べ歩きといった遊び方もできる。滑らない日が忙しい!?

「青年よ、大志を抱け」の言葉で知られるクラーク博士像が立つ羊ケ丘展望台
道庁旧本庁舎のライトアップ

■すすきの散策

フォトジェニックなスポットとして有名なすすきの交差点
冷たく甘いパフェでお酒の後を締めくくる習慣が広がる札幌

 日本三大歓楽街と称されるすすきのは、その周辺地域も含めて、飲食店や商業施設、娯楽施設がひしめき合う雑多な雰囲気が魅力だ。フレンドリーな居酒屋から高級BARまで守備範囲は広い。治安がいいから安心して音楽とお酒が楽しめるクラブも多く雰囲気に酔いしれたい。心ゆくまで楽しんだ後はパフェで締めるのが札幌の新定番。小腹を満たすなら深夜まで営業しているラーメン店も鉄板ルーティーンだ。日中は自然と戯れ、夜はネオン街を満喫できるのは、札幌ならではの遊び方だ。

札幌と言えばラーメンは欠かせない
雪まつり期間中は氷像が立ち並ぶ

撮影:Key Sato