雪の降らない地域に住んでいる人でも冬のレジャーや旅行で雪国を訪れ、車を運転することがあるだろう。雪道の運転は注意しなければならないことが多くある。
この記事では、5年前に千葉県から秋田県へ移住した筆者が、最初の冬にやってしまった雪道運転の失敗3つを紹介する。
なお、一般的な雪道運転の注意点は、以下のサイトを参考にしてほしい。
https://www.ins-saison.co.jp/otona/oshiete/drive/snow-driving.html
■失敗1. 車の屋根に雪をのせたまま走行
雪が積もったら、車の雪を落としてから運転するのは当たり前だが、当時の筆者は屋根の雪まで落とす必要があることを知らず、大失敗をした。
雪が15cmほど積もった日に、車の屋根に雪をのせたまま車を走らせ、下り坂でブレーキを踏んだとき、屋根の雪が勢いよくフロントガラスに滑り落ちてしまった。雪の重みでワイパーも動かず、前が見えなくなって視界ゼロに。なんとか車を道路脇に寄せ、フロントガラスと屋根の雪を落としてから、運転を再開した。
この失敗の後、筆者は積雪が少なくても屋根の雪をしっかりと落とすようになった。
ときどき屋根に雪をのせて走っている車を見かけるが、とても危険だと身をもって実感したので、そのような車には近づかないようにしている。
また屋根の雪が風で飛ばされると、周囲の車の視界も悪くなってしまう。
安全のために車の雪は屋根までしっかりと落としてから運転しよう。
■失敗2. スコップを車載せずに出かける
積雪の多い日に、近くに用事を済ませに行くだけだからと、車にスコップを載せずに出かけて失敗したこともある。吹き溜まった雪にクルマがはまり、脱出できなくなってしまったのだ。
スコップがあれば、タイヤ周辺の雪を除去して脱出できたかもしれないが、スコップがなかったため、その場から動けなくなってしまった。
幸い車通りの多い道路だったので、通りすがりの方が助けてくれたが、そのまま立ち往生していたらと思うと、ゾッとする。
それ以来筆者は、冬の間は常に車の中にスコップを載せている。出先で車に雪が積もることもあるため、スコップ以外にもスノーブラシ(スクレーパー)や、長靴・手袋など、雪かきに必要なものを車載しておこう。