■そり遊びを楽しもう

 入笠山の登山道や入笠湿原では、傾斜が緩やかで滑落の危険が少ない場所でそり遊びを楽しめる。実際、筆者が訪れた際も多くのトレッキング客がヒップソリなどを持参し、そり滑りを楽しんでいた。

 筆者は山頂から下りる際、大河田湿原を経由してゴンドラ山頂駅に戻るルートを選択し、その道中でお手製雪板を滑らせて遊んでみた。

お手製の雪板で滑らせながら進む(撮影:伏見みう)

 雪の斜面をソリで滑るのは本当に爽快な気分になれる。入笠湿原ではスピードが出すぎないように注意する必要があるが、道中にそりスポットがあればぜひトライしてほしい。

■初めてのスノートレッキングは入笠山で

 入笠山はゴンドラや山荘、駐車場などの設備がしっかりしており、2,000m級の山ながら、雪山初心者でも挑戦しやすくスノートレッキングの挑戦ができる。雪をサクサク踏む音や林道の雪景色、山頂からの白銀の世界はまさに圧巻。雪山でしかできない経験を楽しむことができる。

 初心者向きとはいえ、事前にルートを調べてしっかり準備しないと危険が伴う。ウェアやスノーシュー・軽アイゼンはもちろん、帽子にサングラス、手袋や地図など用意したい。途中で天候が悪化すれば、撤退することが大切だ。しっかり備えてスノートレッキングならではの経験を楽しんでほしい。

白銀の世界の中、景色を楽しみながら歩けるのがスノートレッキングの醍醐味だ(撮影:伏見みう)

富士見パノラマリゾート
【アクセス】
・中央自動車道諏訪南ICから約7分
【駐車場】
・1500台無料
【ゴンドラ情報】
・8:30〜16:00(下り最終16:30)
・登山ゴンドラ往復券(ゲレンデ滑走不可)
大人2000円、子ども1000円
*チケット売り場近くにスノーシューなどのレンタルショップ有り

●【MAP】富士見パノラマリゾート