■おすすめ利用法 その4 長期休暇でのローカル線巡り

のんびりと巡るのも青春18きっぷの魅力だ(乗車日2022年10月3日)

 「青春18きっぷ」では、切符を購入の際に目的地を決めずに気軽に乗れるメリットがある。年末年始など長期休暇では、ローカル線巡りをするのはどうだろうか。全ての行程を1日にまとめると、移動距離も長く大変なので、途中下車で宿泊しながらの旅行も楽しい。筆者は今年の夏、四国から中国山地を抜け、山陰地方を東に移動し、関西を経由してローカル線でのんびりと旅をしてきた。途中、山陰では海の幸を味わい、城崎温泉でゆったりと宿泊し、西日本を堪能した。

城崎温泉は青春18きっぷで行ける場所だ

 通常なら、2万円近くするが「青春18きっぷ」を4日分利用したので、1万円程の交通費だった。来春には北陸新幹線が敦賀駅まで延伸し、敦賀ー金沢間の北陸本線は第三セクターとなるため、同区間は「青春18きっぷ」で移動ができる最後のシーズンとなる可能性もある。

北陸新幹線の延伸直前の福井駅周辺
都会の鉄道とは違う雰囲気が楽しめるのもローカル線旅の魅力

■思い思いの利用法で楽しめる「青春18きっぷ」

青春18きっぷはアウトドアでのお出かけにも利用できる便利な切符だ

 今回は「青春18きっぷ」のおすすめ利用法について紹介してきたが、筆者も初めて利用した時は本当に大丈夫なのかと不安になった。しかし利用してみると、気軽に旅を楽しめるきっぷというのが印象だった。コロナ禍も明け、今年の年末年始は「青春18きっぷ」を利用してみるのはどうだろうか。意外と自宅から日帰りで楽しめる新しいお気に入りスポットが見つかったりするはずだ。