■乙女峠から金時山まで急峻なアップダウンの連続
乙女峠を過ぎると、そこからは登りとなる。紹介するルートの中で一番長い登りだが、それでも20分もあれば「長尾山(ながおやま)」に到着できる。長尾山も広くスペースがあるので休憩するのによい。
長尾山から金時山山頂までは小刻みなアップダウンを繰り返すが、急峻で岩場が多くなる。昔は猪鼻嶽(いのはなだけ)と呼ばれていたそうで、コースの両側は切り立った崖になっており、コースを外れないよう注意が必要。
長尾山から岩の多い急峻な登山道を30分、標高1,212mの金時山に到着する。山頂には「まさかり」の形をした標識があるほか、富士山の景色が広がる。
山頂には「金時娘の茶屋」と「金太郎茶屋」の2軒の山小屋があり、食事や軽食が楽しめる。なめこ汁が有名で「まさカリーうどん」など、ユニークなネーミングのうどんなどもある。
金時山は低山とはいえ、標高は1,000mを超えている。防寒対策を十分に行なったうえで、童話「金太郎」ゆかりの山、金時山を楽しんでいただきたい。
【チェックポイントとルートタイム】
長尾峠⇒(50分)⇒丸岳⇒(40分)⇒乙女峠⇒(25分)⇒長尾山⇒(50分)⇒金時山
●長尾峠駐車場
東名高速・御殿場インターチェンジから車で27分(17km)
住所:〒412-0033 静岡県御殿場市神山1918-8