■高蔵寺 四季を通じて花が見られる寺としても知られる

丹波篠山もみじ三山、高蔵寺山門
高蔵寺周辺では木々が色づき始めていた
丹波篠山もみじ三山、高蔵寺参道のもみじは比叡山延暦寺から移植したものらしい

 最後に訪れたのは、高蔵寺。高蔵寺は文保寺と大國寺からは少し離れた場所にある。

 高蔵寺も戦国時代末期に明智光秀の丹波攻めで全焼した。高蔵寺の本尊十一面観世音菩薩は、村人が雑兵に紛れて守り切ったものと伝わる。

丹波篠山もみじ三山、高蔵寺本堂に至る橋
高蔵寺本堂
高蔵寺参道のもみじ

 高蔵寺は春には桜、夏には紫陽花、秋には紅葉、冬には椿と四季を通じて花が見られる寺として知られている。広い境内を持ち、拝観するには駐車場からかなり歩かなくてはならない。しかし、本堂までの道のりも紅葉を楽しみながら歩ける。高蔵寺のもみじは、まだ色づき始めたばかりで、これからが見頃になるという。

高蔵寺
・住所:〒669-2812 兵庫県丹波篠山市高倉276
・電話:079-596-0636

URL:http://kouzouji.jp/index.html

●【MAP】高蔵寺

■丹波篠山もみじ三山へ紅葉狩りに行こう

 丹波篠山もみじ三山は、それぞれに個性のある紅葉と歴史を持つ古刹である。紅葉の見頃は寺院によって異なるが、11月中旬以降がおすすめだ。ただ今年は雨が少なかったこともあり、葉が散るのも早そうだとのことなので、早めに訪れることをお勧めする。