東京都心から車で約2時間半、電車では約1時間半の場所にある静岡県の伊豆高原は、日帰りや週末などを利用して気軽に行けるお出かけスポットだ。都会から離れ、短時間で心身ともにリラックスしたい人にぜひおすすめしたい。

 自然豊かな伊豆高原は絶景のウォーキングスポットが多くあり、四季折々の景色を楽しみながら新鮮な地場の食材を堪能し、健康的に過ごすことができるのだ。

 さらにインバウンドの影響をあまり受けておらず、外国人観光客が比較的少ないのでのんびり静かに過ごせる穴場エリアでもある。今回はそんな伊豆高原の魅力を伝えていく。

■初心者にもおすすめのウォーキングスポットが多い

 今回は初心者でも楽しめるウォーキングスポット、ハイキングコースである、大室山・さくらの里・一碧湖(いっぺきこ)・城ヶ崎海岸を紹介する。

●お鉢巡りができる「大室山(おおむろやま)」

桜の里から見る大室山(撮影:Nika)
大室山の頂上から見た富士山(撮影:Nika)
大室山に上がるリフト(撮影:Nika)
秋の大室山麓の風景(撮影:Nika)

 大室山は国指定の天然記念物で、標高580mの伊豆高原のシンボル的存在だ。一見ただの小高い山のように見えるのだが、山頂には直径約300m、深さ70mの噴火口跡があり、すり鉢状の形をしている。1周約1000mあり、これを周回する「お鉢めぐり」では富士山や南アルプスなどの絶景が楽しめる。山頂まではリフトで上がることができ、抱きかかえることができれば愛犬も一緒に同乗することができる。

●伊豆の瞳と呼ばれる「一碧湖(いっぺきこ)」

緑が美しい夏の一碧湖(撮影:Nika)
一碧湖で休む鳥達(撮影:Nika)
一碧湖は人がほとんどいない紅葉スポット(撮影:Nika)

 一碧湖は伊豆の瞳と呼ばれる静かで緑あふれる湖だ。1周約4kmありアップダウンが激しい箇所があるので息が上がる場面もあるが、景色が美しいので楽しくウォーキングができる。桜や紅葉が楽しめるが、人はほとんどいないのでゆっくり眺めて写真も撮れるかなり穴場のスポットだ。ボート乗り場やカフェがあり、釣りもできるので親子連れでも楽しめる。