■車内が15分で-2℃ クーラー機能は優秀
小さいながらも強い風量と冷水で効率的に冷やしてくれるミニクーラー。コンパクトなので車内での使用にもピッタリ。給電なしの状態でも最大4時間使用可能なので、車中泊以外のアウトドアでも便利だ。
もちろん充電しながらでも使用可能なので、ポータブルバッテリーと組み合わせればさらに長時間車内を冷やしてくれる。夏の暑い盛り、車旅のお供に活躍してくれそうだ。
実際に車内でどのぐらい温度が下がるのだろうか? 車中泊で就寝時の使用を想定し、夜間に動かしてみた。この時の車内温度は31℃(当日の外気温は約30℃)。ここからミニクーラーを以下の状態で稼働してみた。
【ミニクーラー】
・氷と水を入れる
・風量を「強」
・ミストあり
・給電なし(充電した状態)
【車】
・日産セレナC26
・シート2列目の中央付近にクーラーと室温計を置き計測
15分経過して確認すると、室温計は29℃に下がっていた。短時間で-2℃車内の温度を下げることができるのはなかなか優秀だと思った。風が直接当たれば車内温度よりも、体感的にはさらに涼しく感じる。
この日は湿度が高かったからなのか、湿度の変化はなかった。もともと、車内は結露などで湿度が高い状態になりやすい。ミスト機能については車内では使う機会は少ないだろう。
■局所的に冷やす&サーキュレータを組み合わせて冷却効果アップ
実際に車中泊での使用時は、足元を局所的に冷やすととても涼しく感じた。就寝時は、足裏や手のひらを冷やすと、体温が下がりやすくなり安眠効果が期待できる。さらに、反対方向にサーキュレーターを置くことで、車内に涼しい空気を循環させて効果アップ!
夏の車中泊では少し窓を開けて、外の涼しい空気を取り込むようにしよう。
■車内で使用する時の注意点
ミニクーラーは転倒すると、中の水がこぼれてしまうので注意しよう。車内で使用する時は走行中の使用は避けよう。
また、暑さ対策をしていない車内、とりわけダッシュボード付近は非常に熱くなり70℃になる場合もある。ミニクーラーのリチウムイオン電池は60℃以上になると発火する恐れがあるので、日中は涼しいところで保管しよう。
■ミニクーラーの基本情報
ミニクーラーはどこにでも持っていくことができ、手軽に涼を感じられるので暑い季節のお出かけにピッタリのアイテムだ。また、お出かけ以外にも、熱が籠りがちなキッチンや、寝苦しい夜にエアコンと合わせて使うと効果的にクールダウンできる。
最後にミニクーラーの基本情報をまとめてみたので参考にしてほしい。
Smaly レトロ調 充電式 ポータブルミニクーラー
参考価格/3680円(税込)
購入時の価格/1518円(税込)
カラー/ホワイト
サイズ/約15.0(幅)×14.5(奥行き)×18.0(高さ)センチ
重さ/約815グラム
充電時間/約3時間
連続使用時間/約2~4時間(風量により異なる)