関東甲信越も梅雨明けしました。登山やキャンプ、アウトドアアクティビティを存分に楽しめる本格シーズンの到来ですね。晴天に恵まれていますが、さっそく猛暑が続きすでに夏バテ気味の人もいるかと思います。
筆者は職業柄、釣りや登山の仕事のため家を空けることが多く、そのうち車内で寝る回数は年間100日近くになります。あくまでも目的のための車中泊・仮眠ですが、疲れを取って翌日の活動に繋げるためには快眠が必要です。
釣りのターゲットの大部分が渓流魚、冷水性のトラウトです。登山口もそのほとんどが標高の高い場所になります。そもそも長野県をメインに活動しているので、暑さ対策が必要なことは比較的少ないです。
しかしながら、里川での釣行や長距離移動の途中など、年に数回は暑い時期に標高の低い地域で一夜を過ごすこともあります。蒸し暑く寝苦しい夜は辛いですね。熱中症の危険もあります。どうにか快適に過ごす手段を模索中なのですが、夏に向けて車内用に冷風扇を導入してみました。
■エアコン(冷房)を最大限に活かす! シェードはマストアイテム
当然ですが、夏の冷房には、まずカーエアコンを最大限に活用します。ただし、駐車中にエンジンをかけて使用するのは騒音や環境への配慮、さらに経済的にも優しくないためにNGです。車を停める直前まで、走行中にしっかりと車内を冷やしておくのが肝です。
車内の温度を上げないためには、まず可能な限り日影になる場所に停めること。さらに駐車の際に有効なのがサンシェードなどの目張りです。プライバシーや防犯上のメリットも大きいですが、冬の暖房効率を上げるためにも重宝しています。夏場は直射日光が車内に入ることによる室温上昇を防いでくれます。断熱効果もかなり見込め、特に日が沈んでからなら、しばらくは車内を冷えた状態で保ってくれます。
ボンネット部にエンジンがあるような構造の車やEV車であれば、これでかなり凌げるかと思います。しかしながら、筆者の車は1BOXのバンで、エンジンがフロントシート下にあるため、エンジンを切ってもその熱がじわじわと車内に伝わってくるのです。そのため、冷房の効果が薄れてくると、余熱で車内の温度がかなり上がってしまうのが悩みです。
加えて、サンシェードは脱着の手間もかかりますね。バックミラーをモニタータイプにしてあることもあり、荷台部分はサンシェードを張りっぱなしにしています。ただし、運転席周りは張りっぱなしにすることができないため、その都度(吸盤で)取り付ける作業があります。翌日の出発前には剥がす作業も待っています。