■Van Revo『MR』(バンレボ バンテック新潟/Minivan Revolution)

 乗用車登録(3ナンバー、5ナンバー)ミニバンに架装がされている「MR」は運転のしやすさはもちろんのこと、安全支援装置なども標準装備なので、燃費や静音性なども普通乗用車並みです。展示のMRの他にMR-S、MR-2といったよりライトなラインナップも用意されていて、普段乗りから長距離まで、快適な操作性を重視した車中泊仕様の車両といえるでしょう。キャブコンなどからの乗り換えで選ばれることも多いそう。ベッドマットをはじめ装備品もシンプルでとても使いやすそうです。

2人旅には十分な就寝スペースとフロアラゲッジ
スッキリしたベッドマットで清潔感のあるインテリア

●展示車:MR(MinivanRevolution)
主要諸元
ベース車両:トヨタ ノアG
駆動:2WD FF
最高出力:170PS
全長:4695㎜
全幅:1730㎜
全高:1895㎜
定員:乗車5名 就寝2名 ほか
装着オプション:ディスプラーオディオPlus、特別塗装色、ユニバーサルステップ、快適便利パッケージ、トヨタチームメイト+PMV、フロントフォグランプ、14型有機EL 後席ディスプレイ
展示車価格¥5,719,120-(税込)
URL:https://www.vanrevo.jp/mr-90/mr-90.html

■katomortor『Hacosiki』(カトーモーター/ハコシキ)

 金物や鋳物などの職人のまちとしても知られている、燕市が本拠のカトーモーター。アウトドアブランドの本社も多く、キャンプ・登山好きにとってもちょっと特別な場所です。そんな同社から初の軽キャン「ハコシキ」が登場とのことで訪ねました。

 架装の特徴である一級品の家具と断熱へのこだわりは、軽キャンにもしっかり継承。展示車には「トリイ」と名付けられた可変棚と、たんすのようなキャビネット収納がセットされています。このボックス型の収納には上段にポータブル電源、下段にミニミニシンクが組み込まれていて、職人技が光る仕様です。

 展示スペースにはアロマの香りが立ち込めて、ナチュラルで優しい雰囲気でしたが、ブランドのイメージや世界観がブレることなく統一されていて、凛とした強さを感じました。

ナチュラルテイストでまとめられている車内は、お座敷感覚で座りたくなる空間
色んなアレンジができる「トリイ」

●展示車:ハコシキ
主要諸元
ベース車両:スズキ エブリィ JOIN
駆動:2WD
最高出力:49PS
全長:3395㎜
全幅:1475㎜
全高:1895㎜
定員:乗車4名 就寝2名 ほか
装着オプション:ドアバイザー
展示車価格¥2,947,945-(税込)
URL:https://www.katomotor.co.jp/

 

 以上、「ハイエース未満」の10台のバンコン・軽キャンで、なおかつポップアップやハイルーフもないもの、に絞って紹介いたしました。ただ展示ブースがお客さんでいっぱいだったり、時間の都合もありで、残念ながら紹介しきれなかった車両もまだたくさんあります。

 ますます活況を呈する各地でのキャンピングカーショー。人生を共にする1台をお探しの方も、ちょっとだけ気になっている人も、ぜひ一度足を運んでみましょう。

 

【参考】
『キャンピングカー白書2023』一般社団法人日本RV協会ニュースリリースhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000095655.html
「東京キャンピングカーショー2023」https://jrva-event.com/event/tokyo2023/