■ソログルをしてわかったこと
初日の午前中は雨に降られたものの、その後は寝ている間に降られただけで快晴の空の下で楽しむことができた。筆者は「幹事」ではあったが、やったことと言えば募集の声かけとサイトの予約くらいである。後はグループキャンプの経験者におんぶに抱っこ状態であったが、今回のソログルを通じて感じたこと、わかったことをまとめてみたい。
●その1:「リビング」を作るため大型タープは必須
今回はI氏が持参してくれて本当に助かった。共有スペースをどうするかはあらかじめ話し合って決めておく必要があったと反省。参加者が集う大型タープは必須と感じた。
●その2:基本的にリビングで過ごす
各自でテントを設営するが、キャンプ中は基本的にリビングで過ごしていた。自分のテントを使うのは寝るときだけだ。ほとんど仲間と一緒にいるので、自分の時間は意識して作らないとないに等しい。
●その3:ひとつの区画内に数張り設営できるキャンプ場を選ぶ
今回のキャンプ場はI氏からの勧めで決定したため、筆者が探したわけではないが、ソログルにはもってこいのキャンプ場だった。1区画が広く、台数の制限はあるが車の乗り入れも可能。ソログルは各自で自分のテントを設営することを念頭に置いてキャンプ場を探すようにするとよいだろう。
●その4:食材の量や内容
夕食をカレーにしようとした人が2人いたり、おつまみのエイヒレが被ったりと、事前に食材の話をしていなかったため、ダブってしまうことがあった。また、Yちゃんは持ってきたけれど作るチャンスがなくて結構な量の食材を余らせてしまっていた。
重要な問題ではないかもしれないが、あらかじめ誰が何を作るのか、何を持っていくのか、ざっくりと共有しておくと持ち物も少なくできるのではと感じた。また、初めてソログルをする際は、特に食事をするのは共有スペースにするのか、各自のテントにするのか、共通認識を持っていたほうがいいだろう。
●その5:ベンテランキャンパーの存在は貴重
Yちゃんと筆者以外はキャンプ歴5年以上のベテランキャンパー。R氏に至っては登山経験も豊富。各々のスタイルを持ちつつ、「みんなで楽しむ」という精神も持ち合わせているので、大きな安心感があった。テント設営に悩めばヘルプをしてくれるところなど、頼もしい限りだ。初めてソログルを行うときは、ベテランキャンパーに声をかけることをおすすめしたい。
■ソログルのスタイルに正解はない
終始自分のペースで過ごせるソロもいいが、仲間とキャンプをすることで得られるものは多い。知らなかった便利なギアだったり、設営時の工夫やキャンプ飯の幅も広がる。何より話をしながら食べたり飲んだりできるのは楽しいものだ。
筆者としては、いろいろなテントを見られるのもグルキャンの魅力の一つだと思っている。ソログルのスタイルに正解はなく、参加者みんなが快適に楽しく過ごせればいいのだ。当然のことながらキャンプ場のマナーを守ったうえでの話である。まだソログルを体験していない方は、ぜひ一度企画してみてはいかがだろうか。