■細部のパーツまでこだわりが光る
「VB-12Z」は細部のパーツの素材を選ぶことから徹底的に機能こだわっている。例えば、ガイロープ(張り綱)にはテクノーラという伸びない素材を使用しており、設営時にピンとロープを張ることができる。ナイロン素材のロープだとつるつるしていて滑りやすいが、テクノーラはややザラつきがあって滑りにくく、折り目が付きやすいためペグにしっかりと噛む。
また、ガイロープに付属する自在金具は、暗闇で光る蓄光タイプ。これがあれば日が暮れて足元が見えにくくなっても、ロープに足を引っかけてしまうのを防止できる。
テントは吊り下げ式で、ポールにフックをかけてテント本体を取り付けていくのだが、そこにも使いやすさのこだわりがある。捻るように回すとカチっとはまるスクリューフックは、取り付けも取り外しも簡単で、片手でも作業ができる。「VB-12Z」は、あったら便利な機能がすべて詰まった理想的な設計と言えるだろう。
■細やかなアフターサポートもうれしい
また、テント生地やポール、その他のパーツが壊れても修理可能というのがうれしい。生地は丁寧に縫って補修し、ポールは1本からでも交換に対応と、アフターサポートが細やかな点は日本ブランドならではの利点だろう。
多少高価なものを購入してもメンテナンスをしながら長く使えるから、安心して愛用できる。こういった実用面までトータルで考えられていることもすばらしい。
プロモンテ「VB-12Z」の価格は、66,000円(税込)。重量は本体約1,100g(総重量約1,240g)。同じ仕様で2人用のテントもあるので、人数に応じてモデルを選べる。