■2. インフレータブルのSUP(スタンドアップパドルボート)

モンベルが取り扱うパーセプションの「シュブ ルナ10.4」(重量8kg)

【ブランド】Perception(パーセプション)
【商品名】シュブ ルナ10.4
【本体重量】8kg
【カラー】グレー×ブルー(GY/BL)
【サイズ】全長:315cm 最大幅:81.3cm 厚さ:15cm
【適合体重】104kg
【収納サイズ】91×41×20cm
【価格】8万5800円(税込)

 サーフボードの進化系とも言えるSUP。このSUPにもインフレータブル(空気注入式)とハードボードの2タイプがあるが、インフレータブルだと収納袋に入れて背負って移動することができる。

 パドルは片方にのみブレードがついているシングルブレードパトルを用いるが、ビギナーでも簡単に速く進むのでツーリングを楽しむことができる。立ち上がって漕ぐのはもちろんだが、正座やあぐらをかいて漕ぐことも可能なため、立ち漕ぎに自信がない人にとっても安心して楽しめる。

滋賀県・琵琶湖の白髭神社(しらひげじんじゃ)の大鳥居をSUP・カヤックでお参り(撮影:彩)

■3. フォールディングカヤック

モンベルが取り扱うアルフェックの「アリュート380T」(重量18.0kg)

【ブランド】アルフェック
【商品名】アリュート380T
【本体重量】18.0kg
【カラー】ダークグリーン(DKFO)
【サイズ】全長:380cm 最大幅:77cm コックピットサイズ(縦×横):195×40cm
【最大積載量】190kg
【収納サイズ】92×37×27cm
【価格】20万3500円(税込)

 フォールディングカヤックとは、折りたたみ式のカヤックのこと。なかでも骨組みに船体布をかけて組み立てるタイプのカヤックを指すことが多く、アルフェックの「アリュート380T」もその一つだ。

 組み立て式であるため収納袋に収納して電車移動が可能であるが、重量が18kgあるので体力に自信のある人向きといえる。オプションとして専用のキャリアが販売されているため、背負って歩きたくない人は専用キャリアの活用をおすすめしたい。慣れれば20分ほどで組み立てられるようになるが、慣れるまで少々時間を要するだろう。

アリュート380Tは船首や船尾のスペースに加え、船体デッキにショックコードを取り付ければ積載量を増やせる(撮影:彩)

 インフレータブルタイプのカヤックやSUPに比べてアリュート380Tは直進性に優れており、長距離の移動が大変楽なので、ロングツーリングに最適。また積載能力にも長けているため、荷物の量が多くなるキャンプツーリングでもその利点を実感できるはずだ。

アリュート380Tを組み立てている途中。この後船体布をかければ完成だ(撮影:彩)
アリュート380Tの収納袋にはカヤックを背負って運べるようにショルダーハーネスが付いている(撮影:彩)