■頂上の山小屋に泊まってみた

吉田ルートの頂上近くから撮影。頂上火口の向こうには、3,776mの最高地点「剣ヶ峰」が見える(撮影:BRAVO MOUNTAIN編集部)
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」と刻まれた石碑と、茶色っぽい三角形の石の向こうにわずかに見える「二等三角点」の標石(撮影:BRAVO MOUNTAIN編集部)

 筆者の3回目の富士登山は、ツアーではなく個人登山だ。1泊目は8合目、2泊目は頂上の山小屋に泊まった。

 頂上の山小屋では、軽い高山病にかかり夕食は全く食べられなかった。また、ご来光待ちの登山者受け入れのため、早朝3時に強制的に起こされた。それでも歩かないでご来光を拝めたので、頂上に泊まってよかったと思っている。

 また、余裕のあるプランだったので、お鉢巡りや、剣ヶ峰での写真撮影もゆっくり楽しむことができた。

 なお、頂上の山小屋は早朝から売店と食堂の営業をしており、温かい食べ物も提供している。無料で利用することはできない。食べ終わったら、次の人のために場所を譲らなければならないので、ご来光待ちは、基本的には屋外で過ごすことになる。

 富士山の登り方は多様である。せっかく登るのであれば、自分の体力や経験に合った登り方をしたいものだ。ツアーで登るか、個人で登るか。1泊で登るか、2泊で登るか、3泊で登るか。リタイアしないようなプラン作りが大切だ。

 また、実際に登る場面では、リタイアしたくないからと精神論で乗り切ろうとするのは危険だ。特に個人で登っている場合はリタイアの判断が難しくて、無理をしてしまいがちだ。「リタイアしたくないから無理する」ということこそ最悪なのだ。リタイアというとマイナスのイメージかもしれないが、「今年は〇合目まで登れた!」とプラス思考でとらえてみてはいかがだろうか。

 体力に自信がないのであれば、富士山に登るための体力作りをしてから登るのは当然である。