■どうだん原から智満寺へ

 どうだん原で小休憩した後は、再び林道の中を歩いて智満寺へ向かう。

どうだん原からは再び林道の中を歩いていく(撮影:伏見みう)

 林道を40分ほど歩くと、再び開けた場所にたどり着き、標高約400mの地点にあるスカイペンションどうだん原が見えてくる。このペンションの近くにはハイカーも使えるベンチが備えられており、休憩スペースとなっている。景色が良ければ富士山が見えるので、ここでランチを楽しむのもよさそうだ。ペンションから智満寺までもう少し。ここで景色に癒されて体を休めてからまた足を進めよう。

ペンション近くにある休憩スペース(撮影:伏見みう)
筆者はここで持参したデニッシュブレッド&ジャムでランチを楽しんだ(撮影:伏見みう)

 ペンションから智満寺へは車道を横切って林道へ。車道の手前には公共トイレと水場があるので、必要なら使わせてもらおう。

熊笹に囲まれた稜線を歩いて仁科峠展望台へ(撮影:伏見みう)
車道を横切ると看板が見えるので、ここから林道へ入って智満寺に向かう(撮影:伏見みう)

 智満寺まではまた、木漏れ日の気持ち良い林道を歩く。分岐点には看板が置かれているので道迷いの心配はなさそうだ。15分ほど歩けば、このハイキングコースの終着点、智満寺が見えてくる。

再び林道を歩いて智満寺へ(撮影:伏見みう)
智満寺の本堂の大きい茅葺き屋根は迫力満点(撮影:伏見みう)

 智満寺の本堂の大きい茅葺き屋根は迫力があり、周辺には杉の巨木が生い茂っている。この見応えのある本堂は家康公の命で再建されたとのこと。境内は神聖な場所なので、騒がずに参拝させてもらおう。

 残念ながら千葉山山頂は智満寺の敷地内にあり、ハイカーは立ち入れないとのこと。頼朝公と家康公にゆかりのある境内で参拝し、立派な金剛力士像のある仁王門を見物したら、ハイキングコースに戻って駐車場へ向かおう。

寺の周辺には杉の巨木が立ち並んでいる 山頂へ続くこの階段は、ハイカーは立ち入り禁止とのこと(撮影:伏見みう)
仁王門には立派な木造の金剛力士像が立っている(撮影:伏見みう)