■使い方には気をつけたい! 虫対策のNG行為3点

さまざまな虫除けアイテム。用途によって使い分けよう(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 虫除けアイテムには、スプレーや蚊取り線香などさまざまな種類がある。虫が苦手で、やたらに噴射している人もいるが、用量用法を守らず人体や環境に影響があっては困る。必ず裏面の注意書きを確認し、次の3点に注意しよう。

■注意点1. キャンプ場で許可なく地面に虫除けスプレーを噴射するのはNG!

 「虫をバリア!」などの謳い文句で、地面に直接散布するタイプの虫除けスプレーが売られている。私有地内で使用するのはいいが、たくさんの人が利用するキャンプ場で許可なく使用するのはNG! 目や口に入ると危険な成分や、生態系に影響を及ぼす恐れがあるため、使用する場合は事前に管理者に確認を。

「虫をバリア!」などと謳った地面に撒くタイプの虫除けスプレーを、無断で使うのはNG!(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■注意点2.「ディート」成分配合のスプレーは12歳以下の使用に注意!

 蚊やブヨ、アブ、マダニに効き、長時間の効果が期待できる市販のスプレーによく使われている成分「ディート」だが、12歳以下の子どもに使う場合は注意が必要だ。

 ディート30%の商品は、12歳以下の使用不可。ディート10%の商品は6ヵ月以上の子どもに使用可能となっているが、12歳未満の子どもに使用する場合は、以下の回数制限があるので必ず厳守しよう。

・6ヵ月未満の乳児には使用しない
・6ヵ月以上2歳未満は、1日1回
・2歳以上12歳未満は、1日1~3回

どちらもディート10%の虫除けスプレー。裏面には注意書きが記されている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)