■登り始めから山頂まで続く花の道
30分ほどで鐘分岐に辿り着くと、ここからはググッと標高を上げていく本格的な登山道が始まります。日射しを遮るものがない東斜面なので、日焼け対策と十分な水分はお忘れなく。
道中は足元にショウジョウバカマやイワカガミ、ミネズオウ、高原に遅い春を告げるミツバオウレンなどを見つけることができるでしょう。
登り切って笹原を抜けたところが湯ノ丸山山頂(南峰)です。広々とした山頂で、見晴らしは最高です。
余裕があれば、往復約2kmの北峰まで足を延ばしてみましょう。丸っこい南峰と異なり、岩が重なり合った山頂で、それを越えた向こう側には更なる絶景が広がっています。
■6月中旬から7月上旬は混雑必至
例年、6月中旬から7月上旬に70万株ものツツジが見頃を迎えます。つつじ平のレンゲツツジが満開になると、毎年ツツジ祭りが開催されて多くの観光客が訪れるので、混雑を避けたいならばあえてこの時期を外して計画を立てるのも手です。
5月から9月まで、毎週のように異なる高山植物が次々に咲き続ける山なので、ツツジ以外にも見どころは盛りだくさん。植物好きならいつ訪れても楽しめるはずです。