■その5 スーパーマーケットの籠は手放せない

1泊2日2食 (2名)の用意。調理用にカゴ3つを持参(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
炊事場にカゴをもっていき、洗い終わったら「ほったらかし乾燥機」に(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプ場で効率抜群の「システムキッチン」に早変わりするのが、スーパーマーケットでもお馴染みのプラスチック製バスケットだ。筆者は、動線がよい「L型キッチン」のレイアウトにして、調理台となるローテーブル前に座ったまま、手が届く位置にカゴを置いて、テキパキと料理をすすめる。就寝するときは、車の中へカゴを片づけるだけなので、とても楽だ。

●「シンク」として使うカゴ

 洗い物を放り込み、そのまま炊事場へ。洗い終わったら放置しておけば、朝までにすっかり乾く。朝食の洗い物は、チェックアウトの頃はまだ乾いてなくても、家に到着するまでに、車の中で完全に乾いているから手間もかからない。 

●「クックトップ」として使うカゴ

 キッチンツール、アルミ皿、まな板など、家庭で調理する時に手元にあると便利なキッチンツールが、1ヵ所でコンパクトにまとめられる。家庭と同じように感覚的に道具の場所に手が伸びるので、調理の効率がとてもよい。

●「引き出し収納」として使うカゴ

 バナー、ヤカン、タオル、洗剤など、システムキッチンの引き出しに収納してある、調理道具を中心に入れる。出発前に家庭のキッチンを見回して、忘れそうだった物をカゴに入れ、すべての点検が終了したらキャンプへ出発する。

食事の準備前はテントの隅でスタンバイ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 今回は筆者が家庭とキャンプで愛用する「二刀流調理道具」を5つ紹介した。二刀流での使用を前提に考えると、調理道具を購入する際にキャンプでも使えるかを自然に考える癖がつく。また、家計にもやさしく、キャンプに行く回数も増やせるかも!

 二刀流での使用で調理道具を整理し、財布と心にやさしいキャンプを心がけよう!