●「厄」は「役」に通じる

 ただ、この「厄」は、過度に恐れるものでもないらしい。

 後日、門戸厄神の公式ホームページにある「厄とは」という欄を観てみた。ご住職の松田俊教さんの説明動画はとてもわかりやすく、かつ心が軽くなるのでおすすめである。

「厄除けの法話 ~門戸厄神百景~」サイト内 https://mondoyakujin.or.jp/

 簡単にまとめると、「厄」は「役」にも通じ、「社会的に大切な役割を担う節目」という意味があるのだそうだ。しかし責任が重くなるからこそ、心身に様々な変化がでてくる。そのため、先人たちは陰陽道や易などから年齢を割り出し、注意を促したのだとか。

 おお、人生のリスクヘッジ。それが厄年!

 「一番大切な厄払いは、落ち着きを持つこと。動いてばかりでなく、休むこと」――。

 いやもう、いくつになろうがワタワタと焦りまくり、勝手に疲れている私には沁みまくる動画であった。

 厄払いのアイテムとしては、「魔の目を抜く」という意味で豆、もしくは「七難隠す」という意味で七色のものがいいらしい。

 豆はすぐ手に入るからいいとして、七色のものって何気に難しい。お守り以外で、なにかオシャレなものはないだろうか。

 イギリスが誇るファッションブランド、ポール・スミスのあの特徴的なマルチストライプはどうだろう。7色ありそうだ。調べてみたら、マルチストライプは14色も使われていた。ポール・スミス、多すぎるよ!

向かって左に映っているのが厄神堂。工事中でビニールシートがかけられていたので、こういう映し方になってしまった。真ん中に映っているのは金箔宝珠(奉納金箔)

 さて、ついつい話が飛んでしまったが、本筋に戻ろう。いざ、おみくじチャレンジである! なんとも楽しげな「ガチャみくじ」が見つかった。

龍王おみくじ(300円)と、おみくじ入り金運開運御守り(500円)

 チビッ子が隣の龍王おみくじを引いていたので、私は金運開運御守りに挑戦。コロン!

金運開運御守りに挑戦!