ゴールデンウィーク直前の4月27日、北アルプスに広がる青空の下、第53回「上高地開山祭」が2019年以来、4年ぶりに開催されました。当日は多くの観光客や登山者、外国人旅行者の姿も見られ、会場となった河童橋のたもとではたいへんな賑わいとなりました。
■北アルプス最大の玄関口「上高地」
過去、年間来訪者数が200万人を超えていた、北アルプス最大の山岳観光地として知られる「上高地」。年々来訪者数が減少する中、ここ数年はコロナ禍も大きく影響しましたが、昨年は復調の兆しも見え87万人余りが上高地を訪れました。
今年に入りコロナ禍も落ち着きつつあり、今シーズンは更なる来訪者増加が見込め、松本市や上高地観光旅館組合など地元関係者の寄せる期待は大きいようです。
■山岳都市「松本市」ならではの取り組み
松本市は、東に美ヶ原、西に北アルプスがそびえる日本を代表する山岳都市。自然保護や山岳観光に対する心意気は相当に高く、昨年4月にはアウトドアブランドのコロンビアスポーツウエアと「包括連携協定」を結びました。
中部山岳国立公園内においては環境省との連携の下、乗鞍高原をゼロカーボンパークとするための取り組みをすでにはじめています。そして、今年は国内外に山岳リゾートとして名を馳せ、北アルプスの玄関口にあたる上高地に来訪者をサポートするフィールドストアを展開します。
■『Columbia FIELD STORE 上高地』オープン
ほぼすべての上高地来訪者の玄関口である上高地バスターミナルに隣接する上高地食堂。早朝6時から営業しており、これまで多くのお客様に信州の地物を提供し、喜ばれてきました。
4月27日、その店内スペースにグランドオープンしたのが『Columbia FIELD STORE 上高地』。
“全ての人々にアウトドア”をコンセプトに掲げ、上高地到着後に登山や観光などに出かける方々へ最前線でサポートすることを目的とした、フィールドストアとなります。ラインナップの特色としては、フィールドでの活動を快適にする充実のアイテムを揃え、加えてこの店舗限定のオリジナルアイテムの販売も行います。