■デイパックに収まる程度の荷物で十分

 今回は峠を越える舗装道路ができたことで使われなくなった、とある山道を目指します。目的地の周辺には茶碗の破片などが落ちていることから、往時は休憩所として使われていたんじゃないかと思われるお気に入りの場所です。自宅から手軽に行ける場所にあるので、気分転換に散歩と読書を兼ねて、よく訪れている秘密の場所です。

 こんな自分だけの秘密の場所をいくつも作って、私は手軽な裏山遊びを充実させています。

左上は防寒着やタオル、クッカーセットやお菓子、エマージェンシーセットなども

 車道の脇道へ入って15分ほどの行き慣れた場所なので、パーゴワークスの22ℓのデイパックにハンモックセット、防寒着、雨具、お茶セットを詰め込んだだけの簡単な装備を用意しました。

EXPEDのトラベルハンモックに電子書籍リーダーのキンドル

 最近は暖かい日が増え、新緑が眩しい季節なので、気持ちの良い場所で読書をしてこようと思います。

 たったこれだけの装備で、春風に揺られながら誰もいない場所でのんびりと読書ができる。まったく良い時代です。キンドルをタブレットに代えれば、映画鑑賞や仕事をすることもできるでしょう。

■連休の混雑も関係なし!

こちらは朽ちかけのベンチが残されている別の場所。不自然に曲がった道は、休憩所や雰囲気の良い場所が多い

 訪れた場所はハンモックが設置しやすいところだったので、寝転がって読書を楽しみました。場所によってベンチが残っている時はシートを、地面が硬い場所では折り畳みの小さな椅子を使うこともあります。

 自宅から自転車で行けるような身近な里山周辺にも、意外と使われなくなってしまった道や不思議な地形、時代に取り残された場所が多く眠っています。この連休は、古地図と睨めっこしながら、身近な穴場スポットを探してみてはいかがでしょうか。