手軽に自然を味わえるハイキング。夏季には数多くの高山植物が咲き乱れ、お花見ハイキングが楽しめるだろう。以下では、お花見ハイキングにおすすめの東北の山を4つご紹介する。自然と花に囲まれる、癒しのお花見ハイキングに出掛けよう。

■八甲田山・八甲田ゴードライン(青森県)

田茂萢湿原(青森県)に咲くワタスゲ 出典:トレッキング情報 | 八甲田ロープウェー株式会社

 青森市南部に位置する八甲田山(はっこうださん)。麓の八甲田ロープウェイを昇った先に「八甲田ゴードライン」と呼ばれるひょうたん形の散策路があり、田茂萢湿原(たもやちしつげん)をぐるっと周ることができる。6月中旬頃にはワタスゲやチングルマ、ヒナザクラなどの高山植物が見られ、お花見ハイキングが楽しめるだろう。

 八甲田ゴードラインは30分コースと60分コースがあるが、お花見を楽しむなら田茂萢湿原までいく60分コースがおすすめだ。

※ロープウェイ料金:往復2000円

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トレッキング情報 | 八甲田ロープウェー株式会社

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花ごよみ(5・6月) | 八甲田ロープウェー株式会社

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八甲田ロープウェー株式会社

■八幡平(岩手・秋田県)

八幡平(岩手・秋田県)の散策道に咲くコバイケイソウ 出典:花の百名山シリーズ④八幡平| あきたの森づくり活動サポートセンター

 八幡平(はちまんたい)は、岩手県と秋田県の境に位置する高原台地だ。八幡平には高層湿原が広がり、夏季にはコバイケイソウやニッコウキスゲ、チングルマなどの高山植物が見られる。なかでもコバイケイソウは白くモコモコとした花を咲かせ、豊作の年に当たると、圧倒されるほどに存在感を放つ。しかし、3~4年に1回しか咲かないため、その年によって咲く量が異なる。コバイケイソウの開花時期は7月頃である。

 八幡平のハイキングは、鏡沼・ガマ沼周回コースがおすすめだ。アオモリトドマツの原生林や湿原、岩手山の眺望を楽しめるコースで、約60分ほどで歩ける。

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トレッキング|八幡平市観光協会

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花カレンダー[八幡平開花時期カレンダー]|八幡平市観光協会