■普段使いもできる、満足度の高い調理ギア6位〜8位

 6位〜8位は、毎回ではないが、メニューによって持参するアイテム。調理ギアを選ぶときは、キャンプだけではなく家でも使えるかどうか、が重要なポイントになっている。

■6位:コールマン「ホットサンドイッチクッカー」41/50回

6位コールマンの「ホットサンドイッチクッカー」。キャンプはもちろん家でも活躍!(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプの朝は撤収で忙しいので、簡単に調理できるホットサンドが我が家の定番。お手軽で、洗い物も少なくてすむので、家でもよく使っている。何を挟んでもおいしいが、シンプルなハム&チーズが一番のお気に入り。

■7位:SOTO「ステンレスヘビーポット GORA(ゴーラ)」22/50回

7位のSOTO「ステンレスヘビーポット GORA(ゴーラ)」。3種類の鍋がスタッキングできる。蓋は皿としても使え便利。普段から家でも重宝している(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプ用の鍋はスタッキングできるものが理想。我が家では普段でも使えるSOTO「ステンレスヘビーポットGORA(ゴーラ)」を選んだ。14cm、16cm、20cmのポット(鍋)と皿としても使えるリッド(蓋)のセット。少々重いのが難点だが、厚みがある分熱効率がよく、料理の仕上がりには大満足。家でもアウトドアでもフル活用だ。

■8位:柳宗理「南部鉄器ミニパン16cm」17/50回

8位の南部鉄器のミニパン。手のひらサイズで重さもそれほど気にならない。均一な熱伝導でちょっといいお肉を焼くのにマストなアイテム(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 8位の南部鉄器ミニパンは、もともと家で使っていたものをキャンプでも使用。16cmは、肉をちょっと焼いたり、大人2人分の酒のつまみを作るのに適度なサイズ。鉄なので錆びやすく、手入れが少々面倒なので登場回数は多くはない。

■「買わなくてもよかった」我が家の後悔ギア2点

 「キャンプといえばコレ!」と勢いで購入したが、やっぱり「買わなくてもよかった」と後悔したギアもある。

 我が家ではダッチオーブンと、メスティンがその代表だ。使用頻度のランキングでも下位となった。もちろん商品自体に問題はなく、我が家のスタイルに合わなかったというのが理由だ。

■9位:ダッチオーブン 6/50回

憧れて購入した10インチダッチオーブン。最初こそ楽しんで使ったが、なにせ重くて手入れが大変(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプを始めたころ、憧れのダッチオーブンを購入した。念願のアイテムを手に入れ、最初こそ盛り上がったが、「重い・メンテが大変・かさばる」の3大デメリットを克服できず、今では完全に倉庫番と化している。映えるのでエンターテイメントとしてはいいが、もう少し検討すべきだったと反省しきりだ。

■10位:メスティン 2/50回

キャンパーおなじみのメスティン。興味本位で買ってみたが使いこなせず宝の持ち腐れ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 オシャレキャンパーが使っているのをみて興味本位で購入したメスティン。ところが家族4人で使うにはサイズが微妙、かつ手入れもけっこう面倒…… ということで我が家にはハマらなかった。結果、宝の持ち腐れとなっている。

■失敗から学んだ我が家のギア選び 3ヵ条

 周りやSNSに影響を受けて購入しても、自分のスタイルに合わなかったら意味がない。自分がキャンプで何がしたいのか、どんなスタイルを希望しているかを考えるのが大切だと思う。

・愛着を持って一生大事に使いたいから良質なもの
・家でも外でも使えるもの
・子どもも一緒に楽しみたいから誰でも安全に使えるもの

 失敗から学び、我が家ではこの3ヵ条を軸に、無駄のないギア選びを心がけている。