■同じ具材を使ってもう1品

ここまでは、同じ手順です

 2品目は焼きそばです。キャンプや登山に出かけたつもりで、もう1品は同じ食材を使ってバリエーションを考えてみました。これも、水戻しパスタならではのモチモチ食感が活きる料理です。

液体ソーズの代わりに粉末ソースを使えば、さらに荷物が軽く済む

 具材を炒めて、麺を加えるまでの手順はナポリタンと同じです。

 麺に火が通ったらソースで味付けすれば、同じ食材で焼きそばになります。

目玉焼きをのせるとさらに豪華度アップ

 具材を炒める前に、目玉焼きを作っておいて後のせにすると、さらに豪華な仕上がりになります。半熟に焼き上げて、麺に絡めながら食べましょう。

半熟感が食欲をそそります

■最後はトロトロ、モッチモチなカルボナーラ

ボウルでソースの材料を混ぜ合わせておきます

 最後に3品目は「カルボナーラ」。調理の難易度は少し上がりますが、これも水戻しパスタでぜひ試してみてほしいレシピです。

 まず、ボウルに卵1つ、塩コショウ、粉チーズ、生クリーム小さじ1、そして水小さじ1を入れて混ぜます。水を入れることがポイントです。生クリームの代わりに、コーヒーミルクを使うと手軽です。

麺全体に熱々の油を絡ませましょう

 フライパンに油をしいて細かく刻んだベーコンを弱火でカリカリに炒め、戻しておいたパスタを加えて強火にします。ベーコンの油を麺全体に絡ませるイメージで、軽く混ぜながら火を通してください。

麺を入れたら全体をよく混ぜる

 麺の色が黄色く変わって火が通ったら、フライパンの中身を全てボウルに移します。入れたら手早く全体を混ぜ合わせることがポイントです。麺にまとった油の熱で卵に火が入り、ソースがトロッと仕上がります。

 フライパンにソースを入れても作れますが、慣れないうちは炒り卵のようになってしまいやすいので、ボウルで混ぜる方法がおすすめです。

まるで生麺で作ったお店のカルボナーラのようです

 味見をして塩加減を調えたら、お皿に盛って粉チーズ、ブラックペッパーをかけて完成です。このレシピも、モチモチな水戻しパスタだからこその美味しさが楽しめます。

 自宅でもソロキャンプでも、大量の茹で汁が必要ないのは水戻しパスタならではのメリットです。手間であれば、市販のパスタソースを使っても良いでしょう。水戻しパスタのもちもち食感を、ぜひ一度お試しください。