■紙幣は疑われる? 現金を使わないカード社会
フランスはカード社会と事前に調べていたため、現金を使うのは20~50ユーロ(約2800円~7000円)ほどまでと決めていた筆者。しかし、アパレル店で現金50ユーロを出した際、店員にカードを勧められた。
シャンゼリゼ通りに面する、上品なショップだったが、目の前で紙幣を光に透かし偽札チェックをされたのには驚いた。20ユーロ(約2800円)以上の買い物では、支払いをスムーズにするために、クレジットカードを使うのがおすすめだ。
■意外と知らないマナーも。気をつけたい店員さんへの態度
ルーブル美術館近くのカジュアルなレストランでの出来事。店内の音楽が大きく、筆者の父が「ヘーイ! (おーい)」と笑顔で店員にお酒のおかわりをお願いしたとき、「私はサービスを提供している側なので、大きな声で呼びつけるのは失礼だ」と店員に怒られた。
その後、「手を挙げるだけでいいんですよ」と店員が教えてくれ、フランスでは店員にはリスペクトをもって接しないといけないと実感した。
高級・カジュアル関係なく、レストランでは「ハッキリとしたあいさつ」「大声はNG」「店員さんとはアイコンタクト・手で合図」を徹底するのがおすすめ。
■「本物のパリ」での経験は一生モノの思い出に!
多くのメディアで紹介されているのは、パリの「美しい部分」のみ。美化されすぎたパリのイメージのままで訪れてしまうと、かなりのギャップを感じてしまうだろう。
しかし、実際に訪れないとわからない「本物のパリ」での経験は、一生モノの思い出になること間違いなし。事前の情報収集ではおしゃれな観光スポットだけでなく、日本とは違うマナーや区画による危険度の違いなど、実用的な情報収集がおすすめ。
今回紹介した「パリでの注意点」を参考に、安心安全のパリ旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。