日本の長く、寒い冬に疲れ、思い切って暖かい南国の島に行きたい! しかし、海外に行きたくても言葉の壁だったり、文化の違い、距離や時間など、色々な理由から行くのを鈍る人も多いのではないだろうか? 

 そんな、日本にいながらも海外気分を味わえる島が東京にあるのだ。伊豆諸島の一つの「八丈島」だ。

 オフシーズンの今、訪れるべき5つの理由と、自然も食も楽しめる魅力3つをご紹介。

■「東京のハワイ」八丈島とは?

八丈富士は山頂にはぽっかりと空いた断崖絶壁の火口が特徴的

 八丈島は伊豆諸島の中の1つの島で、三原山と八丈富士の2つの火山がある火山島。東京の南方286kmにありながらも、行政上は東京都に属する「東京の島」だ。

 1年を通して高温多湿で、平均気温が高いことから、年中過ごしやすい天候で「東京のハワイ」と呼ばれるほど。

 島までのアクセスは空路と海路の2つの手段しかない。飛行機だと羽田空港から片道55分、1日3往復の定期便が出ている。海路だと東海汽船の定期便が1日1往復、夜竹芝桟橋を出港し、朝に八丈島到着の片道約10時間20分だ。アクセス難易度は高いが、アクセスが難しいからこそ、秘境感があり魅力を感じる。

■オフシーズンでも訪れるべき5つの理由!

オフシーズンは観光客が少なく、島を独り占め気分が味わえる

 八丈島のハイシーズンは、海水浴も可能な7月〜8月だ。だが、その時期になると大勢の観光客が島を訪れ、車で1周1時間半の大きさの八丈島が、大混雑することもある。

 混雑を避け、ゆっくりと島観光をしたい方向けにオフシーズンだからこそ訪れる5つの理由をご紹介!

・理由1:人が少ない
 ほとんどの観光客が夏の時期に訪れるため、10月〜5月のオフシーズンは人混みを避け、ゆったりと八丈島の大自然を楽しめる。

・理由2:1年を通して気候が安定している
 1年を通して気候が安定しており、冬でも過ごしやすく、10℃を下回ることもほとんどない「常春の島」とも呼ばれている。

・理由3:航空券、ホテルがオフシーズン価格
 船チケットなどが閑散期用のオフシーズン価格になっており、お得に行ける。
 2022年8月:片道2等航路料金、1万2640円
 2023年3月:片道2等航路料、9660円 
 ハイシーズンと比べると3月は2980円もお得!
 更に、早期購入割引、インターネット割引で通常期価格から20%割引。

 東海汽船URL:https://www.tokaikisen.co.jp/boarding/fare/

・理由4:涼しい気候で天然温泉にゆっくり浸れる
 八丈島全体に天然温泉が湧いていて、真夏の蒸し暑い時期よりも、涼しいぐらいの気温が気持ち良く、そして人も少ないのでゆっくり入れる。

・理由5:ホエールウォッチング
 11月から5月にかけて八丈島の海域でザトウクジラ目撃情報が頻繁にあり、運がよければ絶景の足湯スポットからクジラを目撃することも出来る。