飯盛城跡は、大阪府四條畷市と大阪府大東市とにまたがっている生駒山系北側にある飯盛山に築かれた山城。中世の山城としては規模も大きく、南北に600m、東西に400m以上を超える強固な要塞で、中世最大級の連郭式山城でした。今回は、戦国時代に三好長慶が居城としていたことでも知られる、この山城跡を目指すハイキングコースを紹介します。

 南北朝時代に築かれ、戦国時代の文献にも登場する飯盛城は、安土城より先に野面積みの石垣が築かれていることでも有名です。コース上には、その石垣が現在も残っていたり、敵の侵入を防ぐ堀切や土橋なども点在していて、歴史の奥深さを感じずにはいられないスポットが盛りだくさんです!

野面積みの石垣も点在する山道

入山点は「野崎まいり公園」から

 JR学研都市線「野崎駅」東口から徒歩約10分。野崎参道商店街を抜けた先にある「野崎まいり公園」から、コースはスタートします。ここでは飯盛城の御城印も販売されているほか、飯盛城址への飯盛山登山コースガイドマップや石垣ガイドなど、飯盛城址を目指す前のワクワク感を高めてくれるパンフレットが入手できます。

名前のとおり、野崎まいり公園が入山点