あれだけ待ち遠しかったウィンターシーズンもあっという間に後半にさしかかろうとしている。各地のゲレンデではコロナ禍前のようにインバウンドも復活し、JAPOWを求める外国人スキーヤー、スノーボーダーで活況を呈している。

 今シーズンはいつまで滑れるかな? まだパウダーを滑れるかな? シーズンも後半になってくるとそんなことも気になってくるが、もっと気になってくるのは来シーズンのニューモデル。すでにメーカー各社からは情報が解禁され、コアユーザーは各種SNSなどをくまなくチェックしていることだろう。我ら「BRAVO MOUNTAIN」ではいち早く、その情報を発信するべくニューモデルの試乗会へと潜入した。

■人気スキーブランドが大集合

多くの参加者が訪れ、ニューモデルをくまなく吟味
提供:菅平高原スノーリゾート

 2/18(土)~ 2/19(日)長野県「菅平高原スノーリゾート」にて、日本スキー産業振興協会(JSP)が主催するスキーニューモデルの試乗会「SKI FORUM ON SNOW」が開催された。集まったブランドはスキー、ブーツ、アクセサリーブランドも合わせて26。試乗機も豊富に用意され、アルペンレースや基礎トップモデルからフリーライドモデルまでジャンルも幅広い。

 取材日の2月19日は、上記の写真とはうって変わり、2月の菅平とは思えないほどの気温の高さと、途中、雨に見舞われるという悪天候であったが、多くの参加者が訪れ、さまざまなニューモデルを吟味していた。

■もっとスキーが楽しくなる! そう感じさせてくれるモデルはどれか? 

試乗会場となった菅平高原スノーリゾート「裏太郎ファミリーゲレンデ」
提供:菅平高原スノーリゾート

 試乗会と聞くと、競技をやっていたり、上級者の人たちが行くところと思っている方も多いのではないだろうか。しかしスキー場でゲレンデを見渡してみると、その多くは趣味としてスキーやスノーボードを楽しんでいる方々。

 競技ではなく、あくまで趣味としてスキーを楽しめるモデル。趣味だからこそ自分に合った“いいもの”が欲しいと、こだわりが出てくるのは当然。もちろん各社からもあらゆるニーズに応えてくれるモデルがラインナップされている。

 グルーミングバーンでのカービングも気持ちいいし、本格的なバックカントリーではなくてもゲレンデの中でパウダーも楽しみたい。あくまで趣味として、ゲレンデをメインにスキーを楽しむ一般ユーザーの目線から各社のニューモデルを厳選試乗!(アルペンレース用、基礎上位モデル、バックカントリー、パウダー専用機は今回、対象外とします!)

●試乗した人 

ブラボーマウンテン編集スタッフ O氏 男性(50歳)
スキー歴30年
スキーレベル:中級
好きなシチュエーション:ゲレンデ内のひざ下パウダー
嫌いなシチュエーション:アイスバーン

 スキー、登山、キャンプなど1年を通してアウトドアスポーツを趣味としているものの、全てにおいて中級レベル。本人曰く「これくらいに留めておくことで、いつでも幅広いユーザーの目線に立てるんだ!」と豪語(言い訳)する永遠のレジャースキーヤー。仕事柄、最新モデルに試乗することも多いが決まっていつも「やっぱり違うな~」。何が違うのか尋ねてみても明確な回答が得られたことは……。今日こそは頼みますよ!

衰えゆく体力と足りない技量は最新スキーでカバーしたい