■登山道の情報収集は、ガイドブックとSNSを併用
登山道の情報は、ガイドブックとSNS(YAMAPやヤマレコ)の活動日記から集めるのがおすすめ。ガイドブックでは客観的な情報が得られ、SNSでは登山道の最新情報が調べられるためだ。
ガイドブックとSNSの併用で、弱点をカバーしながら、まんべんなく情報収集できる。ただし、SNSは主観的な情報が多く、誤った情報の場合もあるので注意しよう。
さらに安全を期すなら、山を管轄しているビジターセンターや観光協会などに話を聞くとよいだろう。注意点や見どころなど、詳しい情報を教えてもらえる。
■注意ポイントへの対策
登山情報を調べていくと、注意が必要なポイントが見つかることもある。たとえば、分岐が多く迷いやすい場所や、岩場や鎖場などの難所。
迷いそうな場所は地図にメモを書いたり、GPSアプリを活用したりしよう。岩場や鎖場は、必要に応じて手袋を用意したり、通過が難しそうであれば別ルートを検討しよう。
■エスケープルート(緊急下山経路)の確認
綿密に登山計画を立てたとしても、悪天候に見舞われたり、転倒してケガをしたりなど、思わぬアクシデントが起こる可能性が少なからずある。そんなアクシデントに対処するために、すぐに下山できるエスケープルートを確認しておこう。
もしものことを考えた準備や行動が、あなたの命を救うカギになるのだ。
■安全登山は、無理のない登山計画から
安全登山の第一歩は、登山計画を立てること。無理のない登山計画であれば、道迷いや準備不足による山行のトラブルは回避できるからだ。そのために、山の情報を適切に集め、体力的・技術的に無理がない行程を組むようにしよう。登山計画を立てて、安全に登山を楽しもう。