愛知県名古屋市にある「熱田神宮」。大学三大駅伝の一つ「全日本大学駅伝」のスタート地点にもなっているこの地は、三種の神器の一つ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を長きにわたり祀っている。
※「八咫鏡(やたのかがみ)」は伊勢神宮、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」は皇居。
三種の神器とは、天皇の皇位の御璽(みしるし)として、歴代の天皇に引き継がれている宝物である。
今回は、熱田神宮の歴史に触れつつ、新しくオープンした施設、また全国的にも名を知られている名古屋名物「ひつまぶし」の名店を紹介する。
■三種の神器の一つ「草薙神剣」を祀る「熱田神宮」
■「熱田神宮」はどこにあるのか
名鉄名古屋駅から乗車し、神宮前駅下車、徒歩約3分と名古屋駅からもほど近い。また、名古屋の中心街である栄からは地下鉄名城線で熱田神宮西駅、または熱田神宮伝馬町駅よりアクセス可能。
■豊かな森と歴史を感じさせる建造物
熱田神宮は豊かな森に囲まれており、参道の木漏れ日が心地よい。1900年の歴史をもつ境内の中には歴史的な建造物がいくつか存在する。今回紹介するのは、その一つ「信長塀」。第一鳥居から本宮へ続く参道の左右に建設されている。
織田信長が桶狭間の戦いを前に戦勝を熱田神宮で祈願。その結果、見事勝利を収め、お礼として、この「信長塀」を寄進した。当時建てられた一部が現存しており、日本三大土塀の一つといわれている。