■こんなに自然と一体になれるサウナは人生初!

 サウナ室では、ベンチの下にある薪をストーブに入れ、自分たちで温度を調整します。齊藤さんが管理している農園で育てているクロモジやフェンネル、ミントなどのハーブを入れた鍋をストーブの上で煮立てているので、とってもいい香りが広がります。そのハーブエキスたっぷりの水をサウナストーンにかけて蒸気を楽しむロウリュも可能です。枝を集めて作ってもらった森の香りがするヴィヒタは、サウナ室の中で体を叩くことで、マッサージや皮膚の殺菌効果が期待できます。

なんだか神々しく見えてくるサウナストーブと鍋
薪の量を調節して自分達で温度をコントロール
ヴィヒタで足を叩く。刺激が心地いい!

 じっくり温まった後は、気をつけながら移動して滝つぼへ!  ゆっくり足を踏み入れ、バランスが取れたらぷか~っと仰向けに浮かんでみます。視界に入るのは青空と、ゆらゆらと風にそよぐ緑。真下から眺めていると、まるで自分も沢の一部なったかのような感覚になってきます。

正真正銘・山の天然水100%!

 その後は、サウナ小屋の隣で外気浴。先ほどまで見ていた景色とは違うモノのように、キラキラと世界が煌めいて見えます。何度か繰り返しているうちに森に親しみが湧いてきて、より身近に感じられるようになり、“このありがたい森を大切にしたい”という考えが浮かんできました。

誰もいない静かな森での外気浴はこの上ない体験
サウナ室で使っていたヴィヒタとハーブの鍋