■「ドリッパー」は持ち運びも考慮する

味を左右するドリッパーは、左からプレス式、ドリップ式(真ん中2つ)、ものぐさ式の3タイプ

 家庭用のドリッパーは手軽ですが、大きくて持ち運びには不便です。アウトドア用に折りたたみ式で持ち運べるドリッパーが数多く発売されているので、活用してみましょう。

 手軽なドリップ式が主流ですが、アウトドア用にコンパクト化されたプレス式も便利です。写真右端のように、お湯を注いで放置すれば自動でドリップするタイプなど、様々なタイプが発売されています。

家でも使っているプレス式のエアロプレスゴーとハリオの樹脂製

 収納サイズが大きくなってしまいますが、家でも使っているタイプなら、アウトドアでも飲み慣れた味が出せます。私は家でもエアロプレスを使用しているので、荷物に余裕がある時は「エアロプレスゴー」を持って行きます。

やっぱりコンパクトで便利な「ミュニーク」のテトラドリップ

 コンパクトなタイプは、荷物がスッキリ収まり、やっぱりアウトドア向き。こちらはステンレス板3枚を組み立てて使うタイプ。最初に紹介したセットも、この「ミュニーク」のもの。私の中では使用頻度が一番高いドリッパーです。

小さなドリップポットは余裕がある時に背負う

 必需品ではありませんが、最後に荷物に余裕がある時に持っていくと気分が上がるアイテムを紹介します。

 こちらの「MONOJOY」のワンカップサイズのドリップポットが、私のとっておき。お湯を注ぎ入れるだけで、不思議とどんなコーヒーでも美味しく感じる魔法のアイテムです。コーヒーを楽しむことが目的のハイキングや、荷物に余裕がある時に持っていっています。

  私が持っているのはこの程度ですが、まだまだアウトドアでも使えるさまざまなコーヒー道具が販売されています。シンプルな用途ではありますが組み合わせは多彩で、コーヒー関連のものだけでもどっぷりと道具沼に落ちてしまうほど、深い分野の一つです。