■電気を使用するために抑えておきたいポイント

ポータブル電源には、充電に限りがあるので電源サイトの方が使いやすい

 電気を使いたい場合は、キャンプの電源サイトを利用するのがベスト。オートキャンプ場なら、電源のついているキャンプ場はたくさんある。電源付きのサイトを使用することで、便利に給電できる。

 しかし、使用する電力量がキャンプ場によって決まっているため、使いすぎには要注意。知らずに使っていると、ブレーカーが落ちて寒い思いをしたり、他の人に迷惑がかかってしまう場合がある。事前にキャンプ場で使用できる電力量と、自分の使いたい電気機器の電力量をチェックしておこう。電気製品は取扱説明書や本体などに、消費電力量のW数が記載されているため確認するとよい。

オイルヒーターは電力量が大きいため要注意

 筆者は5人家族のファミリーキャンプのため、持っていく電化製品の電力量は比較的大きい。カーペットは2畳用で100V520W、オイルヒーターは100V1500Wほど。そのため寒い時期に電源サイトを選ぶ場合は、2000W(20A)以上の場所を選択している。オイルヒーターは電力量が大きいが、最初だけしっかり温めれば持続するため、その後は弱運転でも十分暖かい。電力量も半分以下になるため、他の電化製品とも問題なく一緒に使用できる。

 また、電源を使用する時には延長コードも忘れないようにしないと、コードが届かないこともある。テントから電源まで離れていることもあるため、10m程度の長いものを用意しておこう。

ポータブル電源とキャンプ場の電源の2つ使いでより多くの電気を使える

 いくつか電化製品を使いたいと、どうしても電力量がオーバーしてしまうこともある。そのときには、ポータブル電源とキャンプ場の電源の両方を使うとよいだろう。連泊する人は。ソーラーで充電できるポータブル電源があると便利だろう。

■冬のキャンプは電気で暖か

冬を楽しめる、暖か電気アイテムを持って出かけよう

 電気を使えば、寒い時期のアウトドアも快適に過ごしやすい。家と同じような雰囲気でゆっくりでき、一歩外に出れば目の前には自然が広がり、澄んだ空気を満喫できる。

 また、冬のキャンプは敷居が高いと思われているため人も少なく、のびのびキャンプを楽しめるというメリットもある。まだ冬のキャンプを試したことのない人でも、家にある電化製品を持って出かけてみてはいかがだろうか。