■コブラステッチ(平編み)

ベルト付きカラビナに編んでみた

 ボリューム感があり、カスタマイズ感が出る編み方「コブラステッチ」。マグカップの取っ手、ザックの取っ手、ナイフのグリップなどさまざまなギアに使えるので覚えておくと便利だ。

ロープの位置は後でずらせるので、やりやすい位置からスタートして0K

1. 紐を横において、その上にベルトを垂直に置く

ロープを一旦折り返して真ん中の位置を確認し、そこを中心に入れて編んでいくとよい

2. 左側の紐の先端をベルトの上に通し、右側に回す

円を作るイメージ

3. もう一方のロープの先端を下におろして重なるようにする

今度はロープをベルトの裏に通す

4. 3のロープを、ベルトの裏から通して先端が左にくるようにする

この工程はコブラステッチを始める前の基礎になる

5. 引き締めて、ここからコブラステッチがスタート

コブラステッチは長いロープを扱うため、初めはロープ捌きが大変

6. 右のロープの先端を左にうつし、右側に輪っかができる状態にする

慣れるまでは大きく空間をとってする方がわかりやすい

7. 左のロープを下におろして、クロスさせるようにする

裏を通して右に作った円の中に入れる

8. クロスさせた左のロープをベルトの裏から通し、右のロープの上になるように引っ張り、両方の紐を引っ張る

間違えやすいポイントなので要注意!

9. 左側に輪っかを作るように右に先端をうつす

左側に輪っかを作るように右に先端をうつす

10. 右のロープを下におろして、クロスさせるようにする

2、3回繰り返すと慣れてくる

11. クロスさせたロープの先端をベルトの裏に通し、左側のロープの上を通る

ずっとやっていると左右を間違えることがあるので、確認しながら行う
7と同じ間違えやすいポイントなので注意

12. 両方の紐を引っ張りきつく結ぶ

隙間が空いてきたら上に押し上げるように引っ張るとよい

13. 端まで来て12の工程が編み終わったら、短くコードを切りコードの先端部分をライターで炙る

下のギアを焼いてしまわないように要注意

 頻繁に取り外すことのない方は、周りのロープを一緒に炙って接着しておくと固定できる。

■アウトドアの空き時間に作っても楽しい

パラコードを編むだけで見栄えがよくなる

 基本的に用意するものはギアとパラコード、ハサミやライターのみ。どこでも簡単にできるため、アウトドアへ行った先のくつろいでいる時間に編んでみてもよいだろう。さまざまな編み方に挑戦してみてほしい。