■背中に「タオル」を入れて汗冷えを防ぐ

タオルを活用すれば、新たな着替えを持っていく必要はなくなる(撮影:Yui Ichihara

 防寒のために服を何枚も着込んでいないだろうか。実はこれが、汗をかいた時に体を冷やす引き金となる。冬でも意外と汗はかくもので、その汗が着込んだ服の中で冷えると体温を奪う原因になる。

 そこで、服1枚を着込む代わりにタオルを背中に挟んでみよう。最初は少し違和感があるかもしれないが、あれこれ作業をしているうちに気にならなくなるはずだ。汗をかいたらタオルだけさっと取り外せば、体を冷やさず、新しい服に着替える面倒からも解放される。

 ちなみにこの知恵は、警視庁警備部災害対策課公式Twitterアカウントの北海道出身の方が母親から教わったものだとか。雪国ならではのローカルな知恵も大切にしたいものだ。

参考URL:https://twitter.com/MPD_bousai/status/1214731732055814145

■指先がかじかんだら、手を上下に振って温める

 手作業の多いキャンプにおいて、指先のかじかみは死活問題のひとつ。そんな時はブンブンと手を上下に、大きく素早く振ってみよう。遠心力によって体幹の温かい血液が指先に送られ、手のかじかみの改善になる。

 実際にやってみると、冷えた指先に温かいお湯がじんわり浸透していくような感触が。道具もいらず動きも簡単なので、小さな子どもにもおすすめだ。

参考URL:https://twitter.com/MPD_bousai/status/1090020344079933441

■冬キャンプは賢く防寒対策を

 賢く効果的な防寒対策は冬キャンプをより充実させてくれる。ぜひ警視庁お墨付きのこれらのテクニックを試してみてはいかがだろうか。