斑尾高原は、斑尾山の山麓、長野県飯山市と新潟県妙高市にまたがって広がる高原リゾートだ。バリエーション豊かな30コースだけではなく、隣接する「タングラムスキーサーカス」との共通リフト券を利用すれば、計49コースのビッグスケールとなる。
ハイシーズンには、そこに天然雪がどっさり降り積もる。フカフカでライトな雪は、「マダパウ」と呼ばれ、特別な浮遊感を実現する。それをマックスに堪能するための、非圧雪コースが大充実。とくに林の中を滑れるツリーランコースの数は日本屈指のレベルを誇る。
レンタルコーナーに併設のテストセンターでは、最新モデルのブラストラックのファットスキーもズラリと用意しており、パウダーランに挑戦したい人にはオススメの板が借りられる。朝イチのパウダーを狙うなら、宿泊して滑るプランがベスト。ベースに直営ホテル「斑尾高原ホテル」「ホテルモンエール斑尾」があるほか、近隣に各種宿泊施設が点在し、各オーナーこだわりのペンションやコスパの良いホテルが多いのも魅力である。
●ここがオススメ!
1. 天然雪が豊富に積もる恵まれた自然環境
2. ツリーランの数は日本屈指
3. 隣接スキー場と併せて滑り尽くせる
■ 「A Powder waveⅡ」 何度も滑りたくなるロングなツリーランコース
•滑走距離:1,500m
•斜度:最大36度/平均25度
•斜面の向き:北
斑尾高原でマストの名物斜面。広々とした林の中を自由に滑ることができる。その名の通り、パウダーの波を満喫できる地形で、スキー場内でもっとも距離が長く滑れるツリーランコースである。樹木が適度に間伐された森は滑りやすくストレスフリーだ。
■ B「パウダーライン」 開放感&快適感いっぱいの北向き非圧雪バーン
・滑走距離:1,000m
・斜度:最大36度/平均24度
・斜面の向き:北
人気ナンバー1の非圧雪斜面Powder waveⅡと隣接する。こちらも非圧雪だが、オープンバーンコースである。下部分岐点を右へ行くと第13リフト乗場、左に行くとツリーランコース"NINJA"につながる。選択肢がいろいろあるのも斑尾高原の醍醐味なのだ。
■ C「ワールドカップ」 リフトが動き出したら真っ先に向かいたい本格コース
• 滑走距離:1000m
• 斜度:最大35度/平均23度
• 斜面の向き:北東
朝イチから運行するリフトでアクセス可能な非圧雪コース。その条件だけに降雪後はノートラック争奪戦となるが、適度な斜度とコース距離からリピート効率も良好。その名称はかつてモーグルW杯が毎シーズンのように行われる会場だったから。