これ1つで「豆挽きからドリップまで」全て完結するダイソーの「アウトドアコーヒーメーカーカップセット」。ミル、ドリッパー、カップ2つで1100円(税込)と、驚くほどの低価格である。

 正直なところ「キャンプや登山で使えるのか?」そんな疑いがあったため、商品を購入し、アウトドアさながらの装備で使用してみた。

 キャンプ・登山での使用はありなのか。忖度なしの目線でレポートを行う。

■「アウトドアコーヒーメーカーカップセット」のセット内容

 セット内容はカップ2つ、ドリッパー、ミルの4点。この4点セットをスタッキングして持ち運ぶことができる。

スタッキング時のサイズは500mlのペットボトルより5cmほど小さい(撮影:瀬川あずま)

 スタッキング時は高さ約25.5cm、最大横幅9.8cm、重さは約280g。4点セットでこのサイズ感であれば、小さくまとまっていると言えるのではないだろうか。

■実際に使ってみた

お湯はシングルバーナーとクッカーで沸かす(撮影:瀬川あずま)

 アウトドアさながらの装備でコーヒーを入れてみる。 

ミルに豆を入れて挽いていく(撮影:瀬川あずま)

 まずは、ミルで豆を挽いていく。挽きかたは細挽きから粗挽きまで選ぶことができる。ミル底面のつまみを操作することで、隙間の幅が変化する仕組みになっている。

粉が出る幅が狭く細挽きの状態(撮影:瀬川あずま)
隙間を広くして粗挽きの状態(撮影:瀬川あずま)

 あまりに粗挽きだと味が出にくいので、今回は細挽きと中挽きを試してみた。挽き終わった粉を見てみると違いがハッキリと分かる。

細挽き(撮影:瀬川あずま)
中挽き(撮影:瀬川あずま)

 ドリッパーは金属製。網目が非常に細かいため、コーヒーを落とすのには時間がかかった。

挽いた粉をドリッパーに入れて、コーヒーを淹れてみる(撮影:瀬川あずま)
網目が細かいドリッパー(撮影:瀬川あずま)

 カップ1つの容量は200ml程度。多めに飲みたい方には、少し物足りないサイズかもしれない。          

3分ほどかけてコーヒーを1杯いれた(撮影:瀬川あずま)