■「アウトドアコーヒーメーカーカップセット」のメリット

 使用して感じたメリットは以下の通り。
 ・スタッキング機能は便利
 ・280gの軽さは登山の際に魅力
 ・挽き方で味わいを変えられる

 一番の魅力は「スタッキング機能」や「軽さ」だと感じた。500mlのペットボトル以下の大きさなので、バッグに入れても幅を取ることはない。

 重さは280g。豆腐1丁が300g程度なので、比べてみるとこのコーヒーセットがどれだけ軽いかが想像して頂けるのではないだろうか。

 これだけでコーヒーが作れるとは信じがたいほど「軽くて小さい」と感じた。

■「アウトドアコーヒーメーカーカップセット」のデメリット

 デメリットは以下の通り。
 ・カップが小さい(最大230ml)
 ・挽く際に豆が飛ぶ
 ・1杯ずつしか作れない

 カップの容量が最大230mlなのは、少し気になる部分だ。定番の缶コーヒーのサイズが170〜190ml程度なので、少なくはないが、もう少し余裕のある大きさだとより便利だと思った。

 豆を挽く際に、弾けて飛ぶことがある。ミルに蓋がないので防ぎようがないのだが、環境への配慮などを考えると、マイナスポイントである。

 ミルの容量的に、一気に挽ける豆はせいぜい1.5杯分。2杯を満タンに作るのであれば、2回は挽かなければいけない。こちらも構造上どうしようもない部分であるが、もう少し大きければ、と思ってしまう部分である。

■キャンプ・登山での使用は「あり」

 結論、キャンプや登山での使用は「あり」だと思う。挙げたようなデメリットはあるものの、これだけ軽量でコーヒーセットが持ち運べること自体、大きなメリットである。1100円(税込)と安価だが、作りや使用感には、安っぽさのようなものは感じない。ソロでのキャンプや登山にはもってこいといえる。

 しかし「カップの容量」や「一度に挽ける豆の量」など、デメリットとして挙げた部分を大きく感じる人もいるだろう。

 このようなデメリットと比べた時に「軽量かつ小さい容量で持ち運べる」という便利さが上回ると感じる場合は、ぜひ使ってみて欲しい。