「ふもとっぱら」は、大人気キャンプアニメ『ゆるキャン△』の聖地としても人気のキャンプサイトだ。目が覚めてテントから出たときに飛び込んでくる富士山は圧巻。

 そんな「ふもとっぱら」デビューで、失敗しないための3つのことを実体験を元に紹介する。

 また、ふもとっぱらを利用して感じたこと、気をつけたいことについても解説する。

■「ふもとっぱら」デビューで、失敗しないための3つのこと

 キャンパーであれば、誰もが憧れる「ふもとっぱら」でのキャンプ。広大な敷地、そびえ立つ富士山、見渡す限りの山々に囲まれてのキャンプは思い出に残ること間違いなし。

 しかし「ふもとっぱら」が初めての人には、訪れる前に知っておいてもらいたいことがいくつかある。本記事では、念願の「ふもとっぱら」キャンプを楽しむために知っておきたい3つのことを紹介する。

■1.テント設営は車道付近がオススメ

 「ふもとっぱら」は、広大な敷地全てがフリーサイトだ。富士山の見やすい場所や炊事場やトイレが近いエリアなどからすぐに埋まってしまう。

 また、エリアの中心部に陣取ってしまうと、周囲にテントが張り巡らされ、車道までの道がなくなってしまい、車で外に出ることができなくなる場合があるので注意したい。

 テント設営場所を決めた後に買い出しや日帰り温泉へ出かける予定があるなら、車道付近にテントを設営するのがおすすめだ。

■2.気温の寒暖差が激しいので防寒対策が必須

日が落ちると一気に肌寒くなる

 「ふもとっぱら」キャンプ場の標高は800mある。一般的に標高が100m上がると気温が0.6度下がるといわれており、日中と夜との寒暖差は激しい。

 特に太陽が出ている間、日光がポカポカして10月初旬でも半袖で過ごすことができるが、夜になると一変、トレーナーやパーカー、スウェットといった厚手の上着が必須になる。朝方は特に冷え込むので、脱ぎ着しやすいダウンなどを持っていくと安心だ。

■3.突風が吹くと火の粉が舞うので、焚き火とテント設営にご用心

風が強いと火の粉が舞うので、テントと焚き火台の位置を考慮した設営を心がけたい

 実際にキャンプ場を利用して一番困ったのは風だ。辺りは草原で木や林といった風避けになる障害物がないため、急に風が吹くと薪に火をつけるのも一苦労。さらには焚き火が風にあおられ、火の勢いがまして危険を感じることも。

 「ふもとっぱら」で焚き火をするなら、焚き火用の風防が必須。筆者が利用した日は夜になったら風が止んだので、焚き火を利用したキャンプ飯の調理を楽しんだ。