■バッテリー搭載で電気機器も使用できる
車内には車用バッテリーとは別に電気製品用バッテリーが搭載されており、車内電灯、テレビ、冷蔵庫、暖房、換気扇が使用可能となっていた。
冷蔵庫は容量も充分で、クーラーBOXがなくとも、いつでもキンキンに冷えた飲み物を手に取れるのはうれしい限り。
天井に取り付けられた換気扇「マックスファン」は、スイッチ一つで羽が逆回転し、扇風機に早変わり。簡単に涼しい風が車内に取り込めるのも、快適に過ごすために必要な装備と言えるだろう。
なお、バッテリーは車が動くことで充電されるので、気をつけていれば旅行中に使い切ってしまう心配もない。車体後方のプラグをRVパークなどに設置されている外部電源とコードでつなげば、停車中でもバッテリーの残量を気にすることなく、電気機器が使用可能だ。
■簡単作業でシートがベッドに早変わり
車両は5人乗り。座席の広さは、一般的なバンタイプの車と大きく変わりはない。後部座席はベッドにも変えられる仕様になっているため、座席専用の作りではなく、シートの座り心地の点では一般的な車には劣る感じがした。
車中泊と言えば、重要なのが就寝スペースの確保。今回のバンコンは大人3名、もしくは大人2名、子ども2名の計4名が就寝可能となっており、実際に大人2名、子ども2名で利用したが、スペースとしては充分な広さが確保されていた。
就寝モードへの変換方法は、座席と同じ素材のパーツをはめる、ロックを解除して座席を倒すといった、誰でも簡単にできる作業ばかりであった。これであればキャンプや車中泊に慣れていない利用者でも問題なくセッティングできる。