■ニトダッチで調理!  簡単「牛すじ肉のビーフシチュー」

牛すじ肉の簡単ビーフシチュー(撮影:中村真吾)

 実際にDIYで作成したトライポッドを利用して、「牛すじ肉の簡単ビーフシチュー」を作ってみた。ダッチオーブンだと、短時間煮込む程度で牛すじ肉は柔らかくなり、そこにざっくりとカットした野菜と赤ワイン、市販のデミグラスソースを入れるだけで、簡単でおいしいビーフシチューを作ることができる。

●材料(4人分)

デミグラスソース 1缶分
牛すじ 300g
タマネギ 1個(200g)
ジャガイモ 1個〜2個(150g)
ニンジン 1/2本(100g)
ケチャップ 適量
赤ワイン 100ml
水 300ml
塩コショウ 適量
バター 15g

●牛すじ肉の簡単ビーフシチューの作り方

バターを熱したら牛すじ肉を入れ炒めていく(撮影:中村真吾)

 シーズニングをしたニトダッチでバターを熱し、塩コショウをした牛すじ肉を焦がさないよう、火力に注意しながら炒める。肉の焼ける音と匂いが食欲をそそる。

 続けて、カットしたニンジン、一口大のジャガイモを炒めていく。丸ごとタマネギを投入し、赤ワインと水を加え沸騰したらアクを取り蓋をする。組んでいた焚き火をばらし火力を落とし、そのまま30~40分間煮込む。

おいしく作るポイントは火力調整。すじ肉を焦がさないように注意しながら炒める(撮影:中村真吾)

 牛すじ肉とジャガイモが柔らかくなったら、デミグラスソースとケチャップを入れ全体的にかき混ぜる。蓋をして更に弱火で煮込み、10分後焚き火台から下ろす。

丸ごと入れたタマネギがトロトロに。柔らかい牛すじ肉のビーフシチューのできあがり(撮影:中村真吾)

 ニトダッチはまさに魔法の鍋。圧力鍋効果でトータル1時間程度で硬い牛すじ肉も柔らかくなる。丸ごと入れていたタマネギもトロトロになり、おいしそうだ。

ビーフシチューとフランスパンの組み合わせは、ビールとの相性抜群(撮影:中村真吾)

 今回はセリアのシェラカップに盛り合わせ、フランスパンとウインナーをトッピング。牛すじ肉がしっかり柔らかくなっており、タマネギもトロトロ。野菜も一部シチューに溶け込み濃厚な味わいとなっていた。ビールとの相性も抜群だ。

■簡単だけどインパクト大! 自作トライポッドとビーフシチューのススメ

圧力鍋効果抜群の今回大活躍のニトダッチ(撮影:中村真吾)

 今回、桜の枝木で100均トライポッドを自作し、ニトダッチを吊り下げて牛すじ肉の簡単ビーフシチューを作った。短時間で簡単、しかもおいしいビーフシチューはグルキャンにおすすめの一品。トライポッドも道具さえあれば、簡単に作れ何より楽しい。いつもと違ったことをキャンプで体験してみたいキャンパーは、一度チャレンジしてみてはどうだろうか。