「キャンプの醍醐味はやっぱり焚き火!」「キャンプファイヤーは最高!」というキャンパーは少なくないだろう。筆者もキャンプの焚き火は大好きだ。焚き火の燃え盛る炎をゆったりと見るのは素晴らしいが、ランタンの灯りでまったりと過ごすのも粋な時間の過ごし方。今回はキャンプ初心者から上級者まで愛される、秋の夜長にピッタリの定番ランタンを紹介しよう。

■コールマン ワンマントルランタン286A

コールマンといえば、ランタン(写真:大善亨)

 最初にご紹介するのは、キャンパーに限らず言わずと知れたコールマンの「ワンマントルランタン286A]。創業120年の歴史を持ち、ロゴにランタンのマークを配したコールマンでは、2018年より「灯そう。」のコミュニケーションを開始。創業時から販売されているランプ・ランタンと改良を重ねており、ランタンに強いこだわりを感じられるのは筆者だけではないはず。コールマンのランタンは、明るさだけでなく「歴史あるランタンを持っている」というキャンパーの所有欲も満たしてくれる。

■ランタンに火を灯す作業も至福の時間

メインの光源になる明るさ(写真:大善亨)

 ワンマントルランタンに火を灯すには、ひと手間かかる。まずは燃料となるホワイトガソリンを入れ、ポンピングをして空気圧を加える。そして火が灯るマントルを空焼きし、点火し再度ポンピングをして火を落ち着かせるのだ。するとコォォォッとワンマントルランタンならではの音がする。筆者はこの音を聴くとキャンプに来たなぁという実感と、ゆったりとした至福の時間が過ごせるという感覚に浸れる。

 メイン光源となるくらい明るく、なおかつ優しく照らしてくれるので落ち着いた秋の夜にもピッタリだ。

コールマン ワンマントルランタン(ケース付) 286A740J
価格/16500円(税込)
明るさ:約200 CP/130 W 相当
燃料タンク容量:約590cc 、使用燃料:ホワイトガソリン
燃焼時間:約7.5~15時間
本体サイズ:約16x31(h)cm
重量:約1.4kg

■フュアーハンド ランタン276ジンク

昔ながらのカタチはキャンプ場でも映える(写真:大善亨)

 次に紹介するのは、別名ハリケーンランタンの名で知られる「フュアーハンドランタン276ジンク」だ。質実剛健なモノづくりで知られるドイツ製で、嵐が来ても消えないと言われる実用性と、灯油もしくはパラフィンオイルを燃料とし、約20時間もの燃焼時間がある経済性が魅力。

 使用方法も燃料を入れて、燃料が染み込んだ芯に火をつけるだけと非常に簡単だ。価格も昨今のキャンプブームで高騰した時期もあったが、だいぶ落ち着いてきている。実用性と経済性が魅力とお伝えしたが、最大の魅力はその灯火にある。

FEUERHAND(フュアーハンド) ランタン 276 ジンク 【日本正規品】 12562
価格/4445円(税込)
燃料:灯油またはスターパラフィンオイル
サイズ:15cm×26cm/重量:520g
タンク容量:340ml/燃焼時間:約20時間(灯油使用時)
材質:ガルバナイズドスチール
原産国:ドイツ
※フュアハンド日本正規代理店スター商事取り扱い商品(1年間保証付き)